低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
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中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
あ 周
ただ予定された未来だけを見て生きていくのではなく、今を大切にして生きていきたいと思う。
第一の理由は、予定されている未来は面白くないと思うからだ。もし未来を見ることができるビデオがあったとしたらどうだろうか。まず、悪い未来だったらどうせなにをやっても意味がないと思って、なにもしなくなってしまうことは目に見えている。僕も「宝くじの当選番号が分かったらいいのになー」と思ったことがあった。しかし、もしお金持ちになって幸せでいい未来だと分かってしまったら、勉強や仕事もなにもやる気になれずに毎日ぶらぶらして、お金持ちになれる日をただ待っているだけになってしまうであろう。そうなると、人生がまったくつまらなくなってしまう。仕事の目的 (朝日新聞社 1997年) 30代 収入75%・生きがい16%、 60代 収入39%・生きがい45%というデータがあるように、仕事とはお金のためだけにするのではなく、生きがいのためでもあるからだ。
第二の理由は、勉強などの今しておかなければならないことを、こつこつとやっていくことが大切だと思う。僕は将来、科学者になりたいと思っているので、そのために今しかできない勉強などのことをやらなければならないと思うからだ。その目標は、人の役に立つ大発見をすることだけれど、今はそのときまで今この瞬間でしかできないことを地道にやろうと思っている。例えば、作文は一見少しも科学者には関係がないように見えるけれども、もし研究論文などを書く必要があるときにちんぷんかんぷんな文章を書いて相手に分かってもらうことができなければ意味がない。そうなると、それがすごい大発見でも認められないかもしれないからだ。だから、ぼくは作文の能力も最低論文がかけるぐらいは必要だと思っている。そのために、言葉の森でもっと作文がうまくならなければならないと思っている。でも、勉強したくないと考えるときなどには、タイムマシンで10年後にタイムスリップして早く大人になってしまいたいと思ったことがあった。でもそんなことは出来ないから、今の毎日をこつこつと積み上げていかなくてはならないと思う。
確かに夢を持って将来に向かっていくことは大切だが、「私たちの人生は、私たちが費やしただけの価値がある。」という名言があるように人生は一度きりだから、この一瞬一瞬を精一杯に生きていくことが将来の夢につながっていくのだと僕は信じている。
講評 kira
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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