国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日2259 今日1624 合計6496
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   人は二足歩行で(感)   

 人は二足歩行で手を解放し、その手に道具を扱う役割を持たせ、それを発達した大脳で制御するという方法によって、急速に強い優勢な動物になった。そして、強くなったために狩られる側に回ることはほとんどなくなった。動物の場合、肉食獣に追われて逃げきるか喰われるかは一つのゲームである。動物はみな捕食者であると同時に獲物でもある。それがそのまま不幸でないのは、そのことが生の基本条件だからだ。生が最初から死というものを含んでいて、生きているものはそれを承知しているからである。肉食獣に喰われるとき、唯一無二でかけがえのない自分意識によって成立しているはずのエゴはそこでは単なる肉に還元される。だが、もともと無から生じた固体の意識がまた無に返るのに不思議はないのである。僕は、人間も野生動物のように常に死を意識して生きていくほうがいいと思う。
 第一の理由としては、死などの締め切りがあると、一生懸命になって充実した時間ができるからだ。例えばテストなら、○○月○○日のテストにそこからここまでが出るよと言われれば、なるべくいい点数が取りたいという欲があるからがんばって勉強するけど、もしかしたらしないかもしれないけど、いつかテストやるよと言われたら、また今度にテスト勉強しようかなと思って、ずっと「また今度」「また今度」と思う繰り返しで結局しないと思う。
 第二の理由としては、死などの締め切りを考えないと、目的のない人生を送ってしまうからだ。僕は将来、科学者になって人の役に立つ研究をしようと思っている。でもそのためには、大学などに行って勉強して専門的な知識をつけてからじゃないと、科学者になっても人の役に立つ研究もできない。それに、あまり年を取ってから科学者になると頭の回転も遅くなって考えるのが遅くなるからなるべく早くになったほうがいいと思っている。インターネットで調べたデータに世界の平均寿命の比較(WHO 2002年)男性の平均寿命78.4歳、女性の平均寿命85.3歳で男女ともに世界一というデータがあるように、人生は1寸先は闇でどうなるか分からないけれども、こんなデータがあると少しは人生の計画も立てられるかもしれない。
 確かに、医学によって死を乗り越えようとして人間は進歩してきた。が、しかし『限られた人生で大事なことは「何をするか」ではなく「何をしないか」である』という名言があるようになるべく必要なことをやっていこうと思う。

   講評   kira


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)