創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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朝寝坊 コウダイ
「大司!」その声で僕は目が覚めた。ボーっとしながら時計を見ると八時を過ぎている。その瞬間、反射的に体が動き、ベッドから飛び出していた。その日は、学校が近かったおかげで遅刻はせずにすんだ。これは小学校の頃に寝坊した時の様子だ。まぁ普段から七時五十分ぐらいにしか起きられないのだが。だからこういう時には十分の大切さがよく分かる。十分あれば着替えてパンを食べて歯磨きをして…etc。明日こそ早く起きるぞ!とは思うのだが、次の日になってみると何時の間にか七時五十分になっている。しかも最近は、早くにベッドに入っても全然寝付けず、気付けば十一時半になっていたりする。去年は十時半には寝付けたのになぁ。
目が覚めて、時計を見るとまだ(?)七時半だ。(もうちょっと寝られるな)それがいけないとは分かりつつそう思ってしまう。そのまま眠ってしまいベッドから出て行く夢を見て、目が覚めると、あれ?もう向こうの部屋行ったはずやのに。と現実と夢がごちゃまぜになる。もう時間が無いというのにまだ起きられない。「大司」「うーん」・・・「大司!」「うーん」・・・「大司!!!」ここでやっと起きる。そして時計を見ると・・・七時五十五分!やばい。いつもより五分も遅い!この日は朝ご飯を食べずに学校へ行った。
母に遅刻をした事があるかを聞いてみたら、腹痛で遅刻した事はあるが朝寝坊で遅刻した事は無いと言っていた。小学一年生の時、遅刻はしなかったが、朝ボーっとしていて祖母に着替えさしてもらった事があるらしい。小学校の高学年になっても、同じ登校班の低学年の子が迎えにきてくれていたらしい。僕の兄は何回か遅刻して学校から電話がきた事があるらしい。もう一人の兄はすごい音が鳴る目覚ましを買ったがそれでも起きられないらしい。前、携帯の目覚ましを毎日違う音楽を鳴らし、自分ではっとなるようにしている。と話していた。
「早起きは三文の得」という言葉があるが、その通りだと思う。
早く起きれば、朝ご飯はちゃんと食べられるし、ゆっくりテレビも見られる(のかなぁ?)し、「遅刻だー」と慌てなくてもいいし、他にも色々ある(はず)。一日は朝から始まる。朝が無ければ昼は来ない。朝とは人間にとって一日の始まりでもある大切な時間だ。
今日もベッドに入る時に、「明日こそ早く起きるぞ!」と気合いをいれて眠るだろう。
講評 sumomo
今日は朝寝坊しませんでしたか?今回、とても生き生きした作文が書けましたね。まず、書き出しから思わず目が覚めるようです。そして、自分の体験もくわしく具体的に書くことができています。読んでいて、普段の朝のようすや朝寝坊してしまったときのおおあわてぶりが目に浮かぶようです。字数もぐっとのびて進級試験は余裕で合格ですね。朝寝坊から、やっぱり朝は早くおきたほうがいいという結論を導き出した最後の段落も、よくまとまっています。ことわざの引用も効果的にできました。身近なできごとをこうして改めて作文に書いてみることで、普段の生活を見直すきっかけになったのではないでしょうか。これからもこの調子でがんばりましょう。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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