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　　　カリカリおいしいフレンチフレンチフライドポテト　　　つっちー

　「えーっと、フレンチフライドポテとください。」＜＜書き出しの工夫＞＞
ジュワ、ジュワ。今年の夏、日本に一時帰国した。大阪のほうに住んでいるおばあちゃんの家に行った。ある日、母と帰っていたとき、あるハンバーガー屋さんの前を通った。それで母に、
「何か食べていい。」
ときいたら、
「いいわよ。」と答えてくれた。それでフレンチフライドポテトを食べたのだ。日本のフレンチフライドポテトを食べたのは多分初めてだった。アメリカのフレンチフライドポテトよりもずっとおいしいかった。カリカリだ。いつも母が作ったのを食べている。それもカリカリだ。母に、
「お店のは健康に良くないからうちのを食べなさい。」
と言われている。＜＜体験実例＞＞
母にどうやってフレンチフライドポテトを作っているかを聞いてみた。母は生のジャガイモを使って作っている。なぜなら、冷凍フライドポテトは体に良くないからだ。そして新しい油で二度揚げる。二度目は高い温度でからりと揚げるそうだ。＜＜聞いた話＞＞
　アメリカの食べ物と日本の食べ物の味はなぜ違うのだろう、作り方なのだろうか。それとも材料なのか。アメリカの食べ物は油っぽくて、日本の食べ物はさっぱりした味が多い。アメリカのはまるで肉の脂だけのような食べ物もある。＜＜たとえ＞＞僕はアメリカの食べ物がまずい理由は作り方だと思う。アメリカの材料はあまりよくないけれど、母はそれを使っておいしいパンを焼いている。人間が作っているか、機械で作っているかも関係があると思う。だからホームメイドはおいしくなり、値段が高くもなる。たぶんホームメイドの食べ物は機械で作っている食べ物のように、化学物質のようなよけいなものがついていないからだと思う。
心をこめてていねいに作ればおいしくできる分かった。おいしいからといってファーストフードばかり食べていてはいけない。時々ならよい。だから、いくらおいしそうでもおいしくても、食べすぎはいけないのだ。ジュワジュワ。また母がフレンチフライドポテトを作っている。＜＜分かったこと＞＞＜＜書き出しの結び＞＞

　　　講評　　　kira

　つっちーくん、こんにちは。おいしかったものの発見とまずかったものの確認がいっぺんにできたような体験でしたね。フレンチフライドポテトは、カリカリしているほうがおいしいですね。からっと軽い味わいが持ち味でしょう。日本のてんぷらみたいです。それが、日本のはおいしくて、アメリカではまずいのね。
　お母さんがいつもおいしく手作りして食べさせてくれるのね。栄養や食品の安全のことを考えてくれるお母さんはすばらしいですね。そして、そのことをくわしく教えてくれるんだね。
　ハンバーガーやフライドポテトが日本のファーストフードとして定着してもう長くなりますが、批判は絶えないが人気も下がらないといった状態です。油物や肉食をしているとイライラした人間になってしまうと警告されていますが、子どもたちは食べたがるんだよね。
　最近やっと「食育」と言う言葉が叫ばれるようになり、子どもを持つ親たちに、和食の朝ごはんをつくる勧めをしたり、給食に一工夫加えるようになってきました。
　ホームメイドのよさをいちはやく実感しているつっちーくんは、とてもいい食事ができているんだね。おいしいから、すぐに食べられるから、便利だからといった誘いにのらないように、本当に体にとっておいしいものを選びたいね。
　進級テストは合格です。いろいろなテーマに挑戦していこう。