国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   「食べるの専門」   プーさん

 「むつみ〜よく食べるね〜。」
というおばあちゃんのあきれた声がする。あきれた声をだすほど食べているのはキュウリの酢の物である。だいたいはおばあちゃんの家で、どんぶり一杯は食べ続ける。わたしはきらいなものになると、どんぶり一杯やおろか一口も食べなくなる。その一口も食べないのが「ヨーグルト」である。
 わたしがおいしいと感じるキュウリの酢の物はいつもおばあちゃんの家で食べる。家では、お酢を入れたくてもみんなが食べられなくなるのであんまりお酢は入れられない。それに、他の人に食べられることがあるからだ。それにひきかえ、おばあちゃんの家では、他の人に食べられることもなく、食べるのが自分一人なので、お酢をいっぱい入れてもいいからである。わたしのお気に入りのすっぱさは、のどにツーンとくるくらいがお気に入りである。毎回食べるごとにツーンとするところがいいのだ。たとえば、わさびなどを食べると鼻にツーンとくるような感じだ。(表現・たとえ)でもあの辛さは大嫌いだ。
 お父さんは、あるところでまずいカレーを食べたことがあるらしい。色はとてもきれいな色だった。お肉はたっぷりはいっていて、タマネギもにんじんもじゃがいもたっぷりはいっていたらしい。香りもあのカレーのにおいであった。カレーをごはんにもり一口食べた。カレーとは思えぬ辛みしかないカレーだった。あの辛みの中にある甘さが全くなかった。どうしたらあんなカレーができるのだろうとお父さんは思った。正直に
「おいしくない。」
と言った。すると塩を入れ忘れたということだった。塩を入れたらいつものカレーに近づいた。お父さんはこう言った。
「だかが塩。されど塩。塩が入ったかテースト(表現・ダジャレ表現)しなくちゃ。」 「塩の入らないカレーはまるでむつみのいない家だ。」(表現・たとえ)(題材・聞いた話)
 こういった料理を見ていて分かったことがある。どんな料理でも、一つ入れ忘れただけでおいしいものもまずくなってしまう。(主題・分かったこと)これは、「画竜点睛を欠く」ということだ。(表現・ことわざの引用)やっぱりわたしは「一分の隙も無い」おばあちゃんの料理が好きだ。(表現・ことわざの引用)おばあちゃんの家に行ったらまた言われるんだろうな、
「むつみ〜よく食べるね〜。」
と。(構成・書き出しの結び) 

   講評   kako

 こんにちは、プーさん。
とてもよく書けています。頑張りましたね。
★第一段落:おばあちゃんのあきれた声から始めているのはいいですね。どのくらいきゅうりの酢の物が好きなのかが、とてもよくわかりますね。どうしてヨーグルトは嫌いなのかな。どんなところが苦手なのでしょうね。
★第二段落:この段落を読んでいるうちに、口の中がすっぱくなるような感じがしてきました。(^v^) みんなが食べられなくなるほどにお酢を入れて食べるのが好きなのですねえ。たとえでわさびを使っていますが、だいたいこんな感じかなとわかるいいたとえですね。
★第三段落:ただ辛いだけ、というカレーがたまにありますね。それをお父さんは食べてしまったのですか。お父さんが入れた塩は隠し味ですね。それを入れることでほかの味が引き立つのです。それはお砂糖だったり、ソースだったり、ケチャップだったり、そのお料理によって違います。塩をほんの少し入れることによって甘さが強調されるのですね。お父さんのダジャレもたとえもすごくおもしろい!
★第四段落:プーさんはとてもいいことに気がつきましたね。一つ入れなかったために味が変わってしまうことはよくあります。でも、逆にそれを入れたためにまずくなってしまうこともあるから難しいですね。ことわざも上手に入れながら、自分の考えを書くことができています。書き出しも結びもいいですね。おばあちゃんのお料理は完璧みたいですが、先生のお料理は「失敗は成功の基」の繰り返しです。(^^ゞ


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