創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   わたしがしているスポーツ、テニス   ウサリン

 わたしが今、しているスポーツは、テニス。このテニスについて説明しよう。
わたしがどうしてテニスをしたかというと、テニスが好きだからだ。やっぱり、きらいなおけいこに通うことはないだろう。でも、どうして好きになったのか。これも、てっていぶんせきしてみよう。
それは、日本にいたときのことだった。わたしはテニスを習っていないのに、車で5分くらいのところにある「オートテニス」という、テニスのトレーニングをするところによく行っていた。それ以来、わたしはテニスが楽しいものと思い込んでしまい、テニスにまるで恋をしたように好きになってしまった。これが、わたしが「テニスをしたい。」と思ったわけだ。
 それでは、次にオランダでテニスのおけいこを始めるまでの道のりを説明しよう。
 それは、2学期のことだった。わたしは、同じスクールバスのNさんとAさんが一緒にテニスをしているということを知ってしまい、わたしは「仲のいいAとNだったら、テニスをするのが
楽しそう♪」と思った。それで、わたしは思い切ってやってもいいか聞いてみた。すると、「いいよ。」とオーケーしてもらった。そのときわたしはうれしかった。
 それで、とうとうそのテニスのおけいこの日になった。わたしは、ワクワクでもうたまらなかった。その先生もイタリア人だけど、日本語がしゃべれるのでもう「絶好調!」と思った。しかし、
そうではなかった。なぜかというと、たくさん走ったりするからだ。とくに、最初のトレーニングなんかはたまらなかった。 まあ、スポーツはだいたいどれも走るだろうけど、わたしが運動系のおけいこでしたことがあるのは、水泳だけなので、あまり走らなくて良かった。だから、「こんなに走るの?」と思い、ビックリした。
 それでは、わたしがビックリしたトレーニングの順序を説明しよう。
 まず、最初はテニスのコートの周りを2周する。
 次に、かに歩きみたいなことをする。
 そして、かに歩きをする。
 最後に、全力しっそで2周走る。というとてもハードなトレーニングだ。でも、これは準備運動なので仕方ないと思った。
でも、わたしがせっかく見つけたおけいこなので、たくさん「つかれた、つかれた。」というのはやめたほうがいいと思った。だから、頑張ろうと思った。

                                                                                        

 

   

   講評   yuu

 かなちゃんはスイミング少女なのだと思っていました! でも実は水泳だけでなく、他にもいろいろなスポーツに挑戦するスポーツウーマンだったのね。すごい! 運動全般(うんどうぜんぱん)が苦手な私にはとってもうらやましいチャレンジの作文でした。爽快です。
 ※運動全般というのは、スポーツのほとんど全部、という意味です(恥^_^;

△直してみましょう!
「とくに、最初のトレーニングなんかはたまらなかった。」 → 「などは」
 書き言葉の場合、お話言葉でよく使う「ん」を使わずに表現することが多くあります。できるだけ「ん」を控えめにすると、書き言葉が整って見えるからだと思います。
 「ん」のかわりになることが多いのは「の」ですね。
 そうなんです→そうなのです 好きなんだ→好きなのだ 行ったんです→行ったのです そうだったんだ!?→そうだったのか!?
 たとえば今日の作文の中にある「なんか」の場合、前後の文で意味がいろいろちがってくることがあります。

☆例文☆(かなちゃんとお母さんの会話編)これは実話ではありません!
K「お母さん、なんか歯が痛いよ……痛すぎて学校になんて行けないかもしれないよ。こまった!」
A「まあ、たいへん! お菓子なんかを食べてばかりいるからよ」
K「だってもう痛いんだもん」
A「ちょうど良かったわ。お母さんも歯が痛かったからいっしょに歯医者に行こうね」
K「なんだ、お母さんもか……。甘いものの食べすぎじゃない!?」
A「さぁさぁ、急いで歯医者にレッツゴー!!」

 「なんて」の意味にもいろいろありますが、文章の中でよく使われる美しい表現としては「なんて○○な△△でしょう!」という感嘆の意味があります。これは覚えておくと役立ちます。
「なんておいしいケーキでしょう!」、「なんて美しい青空なんだ!」というようにね。感動・喜び・驚きの時に登場することが普通です。

 話がそれてしまいましたが、例文を読んでみると、「ん」がたくさん出てくることに気付いてくれたかな。どれも話言葉(これを口語といいます)としては間違いのない、よくある言葉ばかり。内容は……、ゆうこ先生の創作文なので、かなちゃんに虫歯があることなんて本当は知りません。お母さんは虫歯があるかしら!?と思ったら、このお話を思いつきました(^_^; 失礼しました。
 これを書き言葉(これを文語といいます)に変えて、文章にした場合、「ん」はずいぶん減ってしまうはずです。「ん」を使わない別の言葉で清書してあげたら、ずいぶんと面白くない文章になることにも、今さらですが驚きです トホホ(-_-)
 
 どちらも使い分けが一番大事なことです。
 常体と敬体も練習しながら使い分けができるようになったので、口語と文語の区別も考えながら文章を書く練習をしていくことがとてもお勉強になりますよ。
 ゆうこ先生にお手紙やメールをくれるときは、口語調でも文語調でもどちらでもOKです〜!

 今日はもう一つ、表現の課題の中にある「ことわざ引用」についてお話します。これは、これからのかなちゃんの作文の中でさらなるグレードアップを実現する大事な取り組みです。少しずつ練習していきましょうね。
 いきなり「ことわざ」といっても、思いつかないかもしれません。
 言葉の森のホームページにある『ことわざの木』をクリックしてみてください。ここには「ことわざ」がたくさん載っています。ことわざ集の中には、ことわざを引用したときに便利な例も少し載っていますから参考にしてみるとよいでしょう。
 さらに、同じ「ことわざの木」のページの中で、右上の詳細版をクリックすると、ことわざ集の詳しい解説も掲載されているので、知っておくとお得な情報です(笑)


例文1:バタフライはとても難しそうな泳法だ。しかし「案ずるより産むが易し」ということわざもある。まずは先生の教えてくれたとおりに手足を動かす練習をした。最初は不安だったバタフライだが、二回目の練習ではしっかり泳げるようになっていたのだ。

例文2:本当は走ったりするトレーニングよりも、早くコートに入り、テニスの試合がしてみたかった。けれどもしっかりと準備体操をしてからでないと、本当の力を発揮することが出来ない。いきなり試合で走ったら足を怪我してしまった友達もいた。急がば回れとは言うけれど、これは、確実な成果のためには避けては通れない道のことだろう。テニスの上達のためにも、今は一生懸命走っている。かに歩きも大事なトレーニングなのだ。


 今日は、かなちゃんアレンジで例文を二つ書いてみました。言葉で説明するよりも、実際の文章の中でどのようにことわざが引用されているかを見たほうがイメージしやすいかな、と思いました。
 引用しやすい二つのことわざをつかってみましたが、ことわざの中にはあまり一般的ではない難しいものもあります。それでも、意味をしっかり理解してからならば、立派なことわざ引用ができるようになりますからね。
 次回、楽しみにしています!!

 

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