国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   僕にしか書けない僕らしい字   つっちー

手紙というものはやさしくなく、むずかしいところはあて名がある。もっとも、あて名ない手紙もある。手紙の妙味の真骨頂は、一対一で認められるところにある。<<要約>>
印刷された手紙も手で書かれたのも色々もらう。たいていの手紙は手書きだ。手書きの手紙だとおもしろかったり、書き手のことが分かったりすると思う。相手が書いた文字は何かくせがあったり性格が分かったりするのだ。その性格の場合、どんな生活をしていて家の中はどんなか分かるかもしれない。たとえば字がきれいだったら家の中はきれいで整理できているだろう。しかし、字がきたなかったら家の中はきたなく、物を探しているだろう。大人の場合、手書きの手紙を見たら、わざわざ書いてくれたと感じるだろう。つまり手書きにしてくれた、という事だ。手書きのものだといろんなことが感じられるし、時に味があるような気もする。どっしりとこしの入った字や気のぬけた文字などは味があると思う。前におばあちゃんからもらった年賀状の一字一字が美しくまるで魚が水の中を泳いでいるようにスムーズにつながって書かれていた。<<たとえ>>その文字にはくせのようなものがあっておもしろく、見るだけでも楽しいと思った。
僕が手書きの方が印刷より良いと思うのは、印刷の場合くせがないからだ。それで印刷された書物を読むとき文字を楽しめない。印刷の文字は、パソコンのプリンターがインク切れしていないかぎり、こさや味、くせがないのだ。鉛筆で書いた時、こさや味やくせが一番わかりやすいと思う。手の力をつかってこさと味を文字につけられる。くせは書き方による。ある文字のここがなねていないとか、字がかくかくしているたかだろう。習字の場合も同じことが言える。こさ、味、くせが書くときにつくと思う。
文字の味とはどんなものかが分かった。ひとりひとりが自分の書く文字にちがうこさと味とくせをつけている。僕らしくかけるのは僕しかいないから、これからは自分らしく思いきり文字を書こうと思っている。<<分かったこと>>

   講評   kira

 つっちーくん、こんにちは。要約を少しまとめすぎちゃったかなあ。要約だけ読んでも内容がわかるくらいには残しておこうね。三文いじょうになってもいいですよ。
 手書きのよさを考えていきました。つっちーくんは、手紙を読みながらその人のことを読み取っているんだね。それは文字のようすからわかってくるのですね。文字と、その人の気持ちは鏡のようになっていることがありますね。急いでいるとき、イライラしているときの文字は駆け足になって乱れています。ゆったりと自分の心と向き合っているとき、文字はのびやかに太くなります。それが見る人にも伝わるんだね。
 おばあちゃんの文字は「一字一字が美しくまるで魚が水の中を泳いでいるよう」なのね。すばらしいですね。言葉が声を持ったせりふのようにつたわってきそうですね。
 ニ段落も三段落も、手書きのよさを書きました。このふたつの分け方をすこしはっきりさせるといいね。たとえば、ニ段落目は「手紙を通じてその人のことをわかる楽しさ」、三段落目は「習字で自分の心をきたえて文字に表していく楽しさ」というふうに役割をはっきりきめて、それ以外はいれないように整理してみるのです。
 文字の「味とくせ」が大切だと感じたのね。それがその人らしさの表現だと気づきました。「僕らしくかけるのは僕しかいないから、これからは自分らしく思いきり文字を書こうと思っている。」この結論はとてもいいね。自分らしく進んでいこうという決意表明ですね。
  
 

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