国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   行列の出来るテスト返却   ナッチ

 今日の都市生活に欠かせない行列という社会現象がある。駅の切符売場やタクシー乗り場や学生食堂などでの行列は以前からあったが、近ごろではデパートのトイレの前や、昼食時の都心の食堂でも行列はあたりまえの光景になった。さらにいえば、行列は用件をひとつずつかたづけるという近代的事務処理の発想に根ざしている。行列に並ぶ不快感は、待たされる側の待たせる側に対する無力感や、その間ほかの有益なことができるはずだという焦燥感とともに、知らない人間といっしょにいることの不安感に由来するとのべている。民主主義には一定の均質性が必要だが、行列を見ていると、工業化社会が近代民主主義の母胎であることがよくわかる。(要約)
 私はこのごろ期末試験を受けて、そのテストを返してもらうとき行列を作り、もらったとき非常にショックを受けている。でもさりげなく作っている「行列」だが、これは人間的な本能ではないかと思う。だから、私は「行列」に賛成である。(是非の主題)
 「…っっ。」
私は先ほども言ったように期末テストを受けた。その結果は放っておいて、(笑)採点された結果が返ってきた。(複数の理由)
「どきどき…。」
という言葉が頭の中にグルグル回っていた。
「はい、村上さーん。」
私の苗字は村上なので相当後ろである。
「えっと、村上さんはね読解はちゃんとできてんだけど、」
「………。(汗)」
「漢字がイマイチだね…。ギリギリAを逃したね…。」
「………はぃ…。(泣)」
「頑張ってね。はい次…盛実さーん。」
「はーい。」
「はい盛実さんはとってもよく勉強してね…でも古文がチョット引っかかっちゃったね。」
「へぇ…。」
「じゃあ次回はさらに頑張ってください。」
「はいっ。(嬉)」
自分「………ズズゥ———ン。」
そう、私は盛実さんのテストの内容を自分のテスト見ているように見せかけて聞いていたのだ!だがそれを聞いてさらにショックを受けた。でも行列のおかげで他の人の成績が聞けたのだからめでたしである。私はこんなことをするのが慣れているから、うまーく聞き出せたと思う。だが席に戻って隣の人の点をこっそり見たら九十二点でさらにショックが増すのであった。(笑)行列がないと、テストを返すとき一番の人ではなく三十番の人が来たり。返されたテストに疑問がある人が「ここ、どうなのですか?」
と聞いたり、ゴッチャゴチャになってしまう。
 確かに来た人順や、急いでいる人順のほうが効率がいいと思うが、そうなる最初に来た人が不満に思い、大乱闘が起こる。だからやはり最初に来た人順のほうが効率がいいのだ。「出来上がった規則をなんとか守ろうとすることよりも、実態にあわせて規則を変えていくことがしんに規則を生かす道である。」(名言の引用)という名言がある。やはり場合によってその行列の順番を考えることが大切である。

   講評   nara


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