国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日2259 今日2069 合計6941
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   利益   うらね

 宇宙飛行士の共通体験は、ほとんど無意識のうちに、直観的になされるものだから、必ずしも彼ら自身が認識しているとは限らない。地球に戻ってから宇宙体験の話をするとなると、どうしてもそこに、宇宙飛行士一人一人の、この地球での個人的な歴史や価値観、現在の環境などが関わってくる。だから、話の表面のディテールが違ってくる。しかし、その表面的な違いにとらわれず、その話の奥に秘めたものを注意深く探ってみると、そこに共通体験が見えてくるのだ。彼らはみな、宇宙で『私』という個体意識が一気に取り払われるような体験をしている。シュワイカート宇宙空間で体験した『私』という個体意識から『我々』という地球意識への脱皮は、今、この地球に住むすべての人々に求められている。(要約)
 確かに自分の利益を考えることも大切だ。日常の社会でいえば商売が典型的である。他の企業より利益を得るために色々自分たちが倒産しないように考えてやっていく。そうすることによって他の企業と競争をやっていき、発展していくのである。こういう考え方を一般的に資本主義という。この反対の考え方をする社会主義は、競争をせずにみんなが同じ利益を得ることにしようと考え方である。しかし、今この社会主義国はほとんど存在しない。なぜなら、働かなくても同じ利益なので、みんな怠けてしまうため、その分だけ、資本主義国に遅れをとってしまうからである。
 しかし、全体の利益を考えることも大切だ。昔話でいえば、桃太郎である。桃太郎は鬼退治に行ったのは自分の利益ではなく、村全体の利益を考えて退治をしたのである。また、桃太郎と一緒に鬼退治をした動物たちも自分の利益を考えてでの行動ではないのである。きび団子一つだけで鬼退治に行くのは普通だったら面倒で行くわけがないのではないだろうか。
 確かに、自分の利益を考えることも全体の利益を考えることも大切だ。しかし、一番大切なのは自分の利益を得ることにより他の人々にも利益が得られることを考えることである。「戦争では、どちらの側が勝利を宣言しようが、勝者など存在しない。全員敗者である。」という名言があるように、自分の国が利益を得るために他の国を利用している国は、この先、なかなか発展していかない。だから、必ず相手の国の利益も考えた上で行動をしなければならない。(総合化)

   講評   unagi

 <第1段落>適切な要約です。
 <第2段落>意見①「自己の利益は大切」:資本主義と社会主義の対比を例に、利益確保の重要性を説いています。文章を読むと、将貴君の中でよく整理できている問題だということが分かります。
                
 <第3段落>意見②「全体の利益も大事」:昔話『桃太郎』を例に、全体の利益を考えることの必要を述べています。「きび団子一つだけで・・・。」のところ、説得力がありますね。
 <第4段落>「AかBかではなくC」の形式に則り、最終段落をきっちりまとめています。名言の引用も適切です。ギブ・アンド・テイクの精神が大切だ、ということですね。意見に矛盾のない、よく整理された意見文です。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)