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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   友達っていいな   デイジー

 (題名の工夫)

 私には友達がたくさんいます。その中でもHちゃんとTちゃんが仲良しです。でもHちゃんは男の子にいじめられています。そんな時私は、仲良し同士なのにあまり助けてあげられません。時には怒りの爆発で、いつもは元気で明るくて、負けず嫌いなHちゃんも、なにもかもがとびちったように泣いてしまいます。
(どうしてあの時、助けてあげられなかったのだろう。)
といつも後悔します。前給食の時HちゃんがS君につきとばされて私のつくえとO君のつくえの間でたおれていました。本当はHちゃんも痛かったかもしれないし、泣きたいぐらい悲しかったかもしれません。でもそのときもいつもと同じ優しい笑顔でした。
 給食が終わって帰る時間になりました。かえりのかいがおわるとそのあときまって、HちゃんとTちゃんでトイレ行きます。すると、Hちゃんが来ないので女子トイレから顔を出すと、Hちゃんの背中の上に男の子のI君とU君が乗っていました。私は、
(今度こそ許さない!!)
と女子トイレから出てHちゃんの上に乗っている男の子を強くおしました。すると思っていたとうりにHちゃんの背中から落ちました。トイレから出るとべつの男の子がくわわって、私たちをまちうけていました。そしてけんかになり、仲直りもせずに男の子は帰って行ってしまいました。
 私は男の子とけんかした後にI君にぞうきんをとられてしまいました。私は取り返そうと必死にかけ回りましたが、男の子はほかの男の子まわしたりしたので、私は追いかけるのをやめました。するとHちゃんが取り返してくれました。私は、
「ありがとう❤」
私は、友達っていいな時々けんかはするけど、『けんかするほどなかがいい』っていうし、おたがい助け合えるから、Hちゃんがいじめられていたら助けてあげようと思いました。
   

   講評   nara

 デイジーさんは、元気で明るいけれど、男の子とケンカをしたりするようなタイプではないと、先生は思っていたよ。そのデイジーさんが、思わずかけ出して、男の子をやっつけようとした。そのときのデイジーさんの思いがどれだけ大きかったかわかるできごとだね。
 「今度こそ許さない!」こう思ったしゅん間に、デイジーさんの体は動いていたのだね。いやなことをされてもいつも笑顔のHさんは、本当は、心の中で泣いて悲しんでいただろうな。だから、デイジーさんが助けてくれたこと・かばってくれたことが、とてもうれしかったのだろうね。その後の「ぞうきん事件」のときは、Hさんが味方になってくれた。おたがいが相手の気持ちを考えて行動しているのだね。
 最後の、「私は、『ありがとう』私は、友達って……」というところは、何かぬけているような気がするよ。けずりすぎたかな。
 「けんかするほど……」のことわざを入れたのはいいね。ただ、この作文には、デイジーさんとHさんがけんかをしている場面はない。男の子とのけんかが書いてあるから、「えっと、男の子とはけんかもするけれど、仲はいいということかな?」と思ってしまうよ。「もちろん、Hさんと私もたまにはぶつかることがあります。」と,「Hさんと私」のことだと明らかに書いておくといいね。
 思っていたとうり → とおり

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