創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   夢と勉強   スマイリー

 がんばることが大好きな日本人は、さまざまな場面で「努力」「勉強」などという言葉を好んで使う。「勉強」という言葉を訓読みにしてみると、「つとめしいる」と読む事が出来る。「勉強」という言葉には、「学問につとめはげむ」という意味の中に、何かを無理強いするニュアンスが含まれるのだ。島国の日本は、最初は中国から、明治時代以降はヨーロッパから、多くの知識を夢中になって取り入れてきた。その結果、知識を得るために、がむしゃらに「つとめしいる」癖がついてしまったのだ。大切なのは、何のために学ぶかだ。(要約)
 私は、勉強のことが好きでも嫌いでもない。何か目的があるときは楽しくて、すごく身が入るが、あまりやる気が出ない教科もある。例えば、この前私のクラスでは、たくさんのほかの学校の先生方が見ている中で読書座談会をした。それまでに、みんなでこの読書座談会のためにたくさんの準備をしたおかげで、この読書座談会は成功した。座談会のためにした準備とは、まず一人一人が本になれるために自分の好きな本で、ブックトーク。次に、教科書に載っているお話で、小座談会。次に、みんなで話し合いたい本を決め、その本をコピーしてのりで製本し、何度も何度も読んで感想を書き絵を書き、、、。たくさんの苦労をかさねてとうとう座談会にいきついたのだ。まるで高い山に登っているみたいに目的につくまでがとても大変だったが、準備も楽しくてワクワクした。私は国語はあまり好きではないけど、この準備をしている時は、国語の時間がとても待ち遠しくなった。やっぱり、小さいながらでもきちんとした目的があると、勉強も楽しくなってくるのだろう。私にはまだはっきりとした夢、目的がない。だから勉強も楽しくない時がないのだろう。だけど、今私には時間があるからいろいろなことをして好きな事を見つけて夢や目的を見つけたい。
 私はピアノを習っている。2年に一度くらい発表会があって、発表会前は練習にも熱が入る。普段は1時間ほど練習するピアノも、発表会前になると、1時間半から二時間ほど練習する。三十分ほどの違いだが、毎日練習するとなると大きな違いだ。これもやっぱり、発表会という目的があるからだろう。私は、「努力」という言葉が好きだ。努力はすればするほど結果がついてきて、それがいっそうはげみになる。私が夢を持ったとき、目的を持ったとき、この言葉は私を支えてくれると思う。ピアノでも、勉強でも、目的があって努力をすればどんどん結果がついてくるだろう。
 人間にとって勉強とは、目的を達成するためには欠かせない物で、ないと困るものだ。勉強とは、嫌に思えば嫌なものだが、勉強の真意を知る事が出来たら、何よりも楽しいものになるかもしれない。「知って行わざるは知らずと同じ」という諺もあるように、私は、まず夢や目的を見つけ、次はその夢をかなえられるように努力をしていこうと思う。

   講評   miri

<構成(こうせい)>要約、たいへんよいですね。よく読んで書きましたね。
<題材(だいざい)>2つの例は、たいへん効果的に使えています。特に、読書座談会の話は、準備段階からきちんと順を追って書くことによって、努力を重ねる様子が表現できています。
<表現(ひょうげん)>ぴったりなたとえですね。
<主題(しゅだい)>前向きで、とてもよい結びがかけました。全体の流れもよいですね。特に体験実例が効いています。よくできました。 
           

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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