低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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日本進化論 あとえ
日本にはやはり、変化を好まないような風土があり、新しいものをうみだせないような風土があることが問題である。
その原因は、日本の社会の横並び意識である。私の学校の化学の先生は、二択問題が大好きで、授業中によく「この物質が酸だと思う人は右手、塩基だと思う人は左手をあげなさい。せーの、ドン!」といったクイズを出してくる。間違ったら先生に指摘されて、とても恥ずかしいので、私は周りの人の反応を見てから手をあげることにしている。先日も、いつものように周りをキョロキョロ見ていると、同じようにキョロキョロ周りを見ている人と目があった。「あっあの子も私と同じこと考えてる。仲間だ!なんか安心するなぁ。」と思いつつ違う方向に向くと、またキョロキョロしている違う子を見つけた。「あっあの子もだ!結構みんな同じこと考えるんだなぁ。」と嬉しく思って、まだ他にもいるかなぁと、本来の目的も忘れてキョロキョロしていると、意外とたくさんカンニングしている人を見つけた。答えを出すのに戸惑っているからといって、その人たちは化学の成績が悪いわけでもなく、むしろ良い方なのだが、みんな人と違う答えは怖いらしい。「赤信号みんなで渡れば怖くない」なんてふざけた名言があったが、人間の、とりわけ日本人の心理をよくいいあてた素晴らしい名言だと思った。
確かに、特許によって、新たな参入者に対する障壁を作るという、社会進歩に反するような特許の利用の仕方もある。しかし、特許は何もかもを規制するためにあるのではなく、私たちの社会をよりよくするためにあるのだから、特許の利点である、競争心と安定感をバランス良く生かして使っていくべきである。そうすれば、日本は今以上に進化するだろう。
講評 kira
由希子ちゃん、こんにちは。今年一年、着実に知識を増やし自分のなかで消化してきましたね。来年は受験の一年になります。自分が主役になってつくっていく一年にしていこうね。
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