国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
初めて馬に乗った時のこと こと座
「ヒッヒ−ン。ブルブルブル−。」
私が今、最も興味のあるスポーツは乗馬です。今年の夏、友達のナデイ−ンちゃんにさそわれて初めて乗馬を体験しました。
それ以来、馬のことがとてもかわいいと思うようになったのです。
連れていってもらった馬場には、二十頭ぐらいの馬がいました。白色や茶色、うすい茶色、まだらもようの馬もいました。私は、
「どの馬に乗るのかな?白いのがいいなあ。」
とお願いしたいくらい白い馬が気にいりました。でも馬を選ぶのは乗馬の先生です。生徒のレベルと馬の性格、それに生徒の身長と馬の背の高さから決めるのだそうです。結局、白い馬は違う人にいってしまい、私は茶色の馬に乗ることになりました。
先生がまず乗り方を説明してくれました。私は右ききなので、左足を思いっきり上に上げて、足かけにのせました。次に体重を足かけにかけて、手は馬の首につかまり、馬がじっとしている間に、背中をまたぎました。先生から、馬が自信をなくさないようにこわがらないこと、馬はびん感な動物なので、馬をからかったり、ばかにしたりしてはいけないことなどを教わりました。
先生がたづなを持って前に歩き始めると、ゆっくりと馬も歩き出しました。保育園の時、ポニーに乗ったときのことがよみがえりました。なつかしい気持ちと新鮮な気持ちで、すがすがしい気分になりました。ところが、馬はぶるぶるとうなっていたのでとても怒っているように見えました。もしかしたら、私がちょっとこわいなあと思っていたからかもしれません。まるで私が馬の言葉で伝えたかのようでした。
二周したころには、だんだんなれてきて、馬もぶるぶると言わなくなりました。先生が馬からはなれて、ひとりになっても、馬は抵抗なく、私を乗せてくれていました。
馬から降りた後、馬の手入れの仕方を教わりました。一番大事なことは、ひづめのへこみにつまった土やわらやふんをていねいにとってやることだそうです。それをしないと、馬が走りにくいのだそうです。私の馬は利口で自分から足をあげて、私にそうじをさせてくれたのですが、ナデイ−ンちゃんの馬はがんこで、いくらナデイ−ンちゃんが足をもちあげようとしてもびくともしませんでした。先生がハンマーのようなもので馬のふくらはぎを軽くたたくと、やっとあげてくれました。
私は馬が友達のように思えてとても親しみを持ちました。チャンスがあれば、また馬に乗りたいです。
誕生日プレゼントにもらった馬の図鑑を見ながら、その時のことを思い出していました。<<情景>>
講評 ao
こんにちは、こと座さん(^o^)丿
馬の魅力たっぷりの作文ですね。こと座さんが乗馬が大好きになった理由がよくわかります。こと座さんと馬ってなんだか似合いますね。
<前の話聞いた話>乗馬が好きになったきっかけをうまく前の話として書くことができました。ナディーンちゃんは以前にも作文に登場しましたね。
<たとえ>“まるで私が馬の言葉で伝えたかのよう”と書いてくれました。人の気持を感じ取ってしまうなんて馬はすごいですね。うちの実家の猫とは大違い(^.^)
<心の中で思ったこと>また馬に乗りたい気持を書いてくれました。一段高いところから見る景色はまた格別ですね。先生も高校生のときに乗ったことがあります。もうこわくて乗れませんけど(^^ゞ
<動作情景の結び>図鑑を見ながら回想している情景で結んでくれました。上手にできています。
“なつかしい気持ちと新鮮な気持ちで、すがすがしい気分になりました”の一文がとてもすてきです。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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