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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   瞬間人生   シーラカンス

 この文章は、本来時間は現在・過去・未来に三分割できると言っている。ところがいまの時代はその三分割ができていないと筆者は述べている。特に未来というものは本来起こっていない出来事でだれもがその未来の出来事について知らないものなのに未来の出来事までを読めてしまいそれに関する準備ができるようになる時代になり未来=現在と言う考え方になってしまっている。例えば学校であと3日後の4:00から生徒総会を開くという文章だってあと3日後のことがなぜわかってしまうのかと言うことをいまの人は絶対に思わないだろう。この例は極端だが未来を読めてしまう時代になれてしまい誰もが未来の出来事のひとつがわかるくらい未来=現在と言う意識が高い。だから私は未来の準備のために生きるのではなく、今この瞬間を大切に生きるべきだと思う。
 その理由は第一に、先のことを考えても未来はどうなるかはわからないからだ。私は今年の夏休みはたくさん勉強しようと7月頃に計画、目標を立てていた。8月5日から10日までは合宿があった。この時に私はまだ勉強しなくても大丈夫だろうと考えていた。その甘さが火に油を注ぐようにつらさが増していったのだ。宿題以外のことをやろうと思っていたのにレポートの取りかかりが遅くて家庭学習することができなかった。(冬休みは夏休みのような痛い目にあわないようにしたい方針だが<<笑>>)ちょっと話がそれるが計画するとやった気分になる人がいる。それは勉強しないことと同じだと思う。計画より実行することで勉強がはじめてできるようになるのである。
 その理由は第二に、未来のためにいまを犠牲にするのはむなしい(後悔する)からだ。データとして40代男性と女性のストレス解消法としては買い物やお酒等である。例えばお酒の例でいくと男性が健康のために大好きなお酒を飲まないということになって老後の楽しみとしておいて突然の交通事故死などだったら我慢していた意味がなくなりつまらない人生を送ってしまう。これはもったいないことだと思う。人生存分に生きるには大切にしていることを最後まで残すことはよくないことだとわかった。ただこのような中にも特別な例がある。例えば大学受験のとき試験前だから好きなゲームをやめようというのは人生に意味のなくなるものにはならないだろう。
 確かに予定を立てることは大切だが「私たちの人生は、私たちが燃やしただけの価値がある」という名言にあるように私は未来の準備のために生きるのではなく、今この瞬間を大切に生きるべきだと思う。

   講評   miri

<第1段落>よい題名を考えましたね。長文の内容をよく理解できています。まとめ方もよいですね。
<第2段落>計画より実行が大切、という例ですね。こうできるだろうと確信して、(多少の希望的観測もともなって)無理な計画をたててしまい、実行できずじまいで、、、ということはたいへんよくあることですね。
<第3段落>ここが難しい点です。だからと言って、好き放題した結果、(はからずも)長生きしてしまって、財もなくなり、命にかかわらないまでも健康を害してしまったら?やはりすべて、ものごとはほどほど、かねあい、というものが大切といえそうです。
<第4段落>「私は未来の準備のために生きるのではなく、今この瞬間を大切に生きるべきだと思う」これですね。秀逸な結びの言葉ですね。
            

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