創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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助け合いの精神 はるる
現在では学生のボランティア活動を義務化する動きもあるが、果たして強制されてやることがボランティアといえるのだろうか。ボランティアは本来自発的に行われるものである。ではなぜ義務化しようとされるところまでいってしまったのか、それは日本人のボランティア精神が希薄だからだ。私が日本人の生活の中にボランティアがあまり浸透していないことは問題だと思う。
その第一の原因として、日本人の忙しさが挙げられる。日本人の労働時間は他国と比較しても多いことは一般的に知られている日本人は朝から夜まで働く。一日を労働で終えた後の休日を、他人のためにという思想で使おうとする人がどれほどいるのだろう。
確かに自分のことで精一杯なこの時代に、他人を助けるというボランティア活動に従事することは現実的に難しいことかもしれない。しかしながら、ボランティアは、なにも助けられる方だけが得をするものではない。助けた側も徳を得ることができるのだ。ボランティアとは一方的なものではなく、輪となって周囲に広がっている力を持ったものである。私たちの生活の一部としてボランティアが存在するようになることを願う。
講評 sugi
いい作品になったね。「得」と「徳」の字の使い分けに、はるるさんの気持ちが込められているのだね。
新学期も、新たな気持ちでがんばりましょう。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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