国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   規則の必要性   カノン

 九十二年度末の時点で、我が国には一万九四二個もの規制があったといわれている。それらの規制の中には必要性を感じるものもいくつか見られたが、その多くは緩和または撤廃すべきとされるものが過半数であった。このように必要以上に規制があるのは、日本の社会が規則によって人々を縛りつけ、問題を起こさせないようにしようと考えているからである。しかし私は全てを規則で解決しようするやり方に問題意識を感じてしまう。確かに掟というのは便利なものかもしれない。規定に反する者がいれば捕らえて罰する、といったふうに機械的に物事を処理できるからだ。だが、規則という一本のラインに届かない者を切り捨ててしまうのは、自己主張を認めないことにつながり、また新たな問題を生じることになってしまう。規則に規則を重ねても、結局解決策を見出すことはできないのである。解決策を導くためには根本的要因を見出し、それについて両者が納得する必要があるのだ。
 規則というのは集団社会においてなくてはならないものであるが、その効果を発揮しすぎると逆にその効力はなくなってしまうという特性がある。個々が自己責任を果たし、規則が必要ない社会になれば、私たちの生活も大きな変貌を遂げるのではないだろうか。

   講評   jun

 規則についてよく考察してまとめています。
 この字数でまとめるのは苦労したのではないでしょうか。
 さて、新しい一年がカノンさんにとってよい年となりますように。
   

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