国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日2426 今日610 合計52946
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   上達のうえで   うらね

 今年の正月はどうだっただろうか。実家に帰ったりして、おせち料理を食べたりしてのんびり過ごしていたと思う。しかし、友達と会話で盛り上がるものといえば、やはりお年玉の金額だろう。私は今年合計で三万円もらえた。しかし、別に跳ね上がるほど喜ぶ金額ではない。昔はもっと少ない金額でも毎年お年玉をもらうことがとても楽しみだったのだ。今思うと、昔の自分はとても純粋だと思う。
 心などの物体ではない豊かさが大切だ。例えば、いくら裕福な生活を送っていても友達がいなくて一人ぼっちだと幸せだとは言えない。私は裕福に生活ができるけれど一人ぼっちなのより、裕福ではないけれど、友達が多い方が退屈でなくて良い。そのほうが生きているという心地が湧いてくるからである。最近の子供は家の中でゲームばかりやっている子の方が多い。しかし、外で友達と遊んだ方が案外楽しいものなのだ。私は小学校の頃、友達と外で遊ぶ時、七時過ぎぐらいに家についていて、よく親に叱られていた。しかし、中で遊ぶ時は初めのうちは楽しいのだがだんだん飽きてきて早めに帰ってきてしまう。だから、ゲームのような物の誘惑に負けず、友達と外で遊んだ方が良いと思う。
 しかし、お金などの物の豊かさも大切だ。桃太郎のきび団子がなければ動物たちもついてこなかっただろう。また、物は相手と取引する際にはとても重要なものとなっていく。物の力というものはとても絶大なもので人間なども自由自在に操れるのだ。お金というものは良いことに使えるけれど、悪いことにも、使える。人々を救えたりする事もできるし、核爆弾を作ったりする事もできる。しかし、人類の発展のうえではお金というものはなくてはならない存在なのである。
 物ではない豊かさとそうでない豊かさがある。しかし、大切なのはどちらかの手段ではなく、目的なのだ。「始めることも大切だが、やり遂げることの方が、もっと大切である。」という名言があるように何も目的がなく行動すると成功しないのだ。桃太郎の話でも、鬼退治をしようという目的がなかったら、動物にきび団子をあげようとする行動が思いつかない。だから、鬼退治もできなかっただろう。だから、人間が上達するうえで目標を持つということはとても大切なのである。(総合化)

   講評   baba

 明けましておめでとうございます。そして、はじめまして! これからどうぞよろしくね。
 お正月のお年玉から、豊かさという本質的なテーマに行き着きましたね。するどい意見も満載です。

<構成>
 「物ではない豊かさとそうでない豊かさがある」、するどい意見です。物事を多面的に考えることができていますね。
<題材>
 桃太郎の昔話の使い方は絶妙ですね! なるほどねと思わずうなってしまいました。
<表現>
 名言をしっかり見つけ、じょうずに取り入れることができました。
<主題>
 うまくまとめています。「豊かさとは何か」「物質的な豊かさの意味」というテーマで書いているので、単に「目標」とするだけでなく、お金や物という目標に限定すると論理がスムーズになりますよ。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)