創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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本来の大自然の力 えあゆ
本来の大自然の力
文音
私がゴミのポイ捨てについて深く考え始めたのはつい最近、私達家族の趣味「ダイビング」を海で楽しんでいるときであった。いつもと何一つ変わりなくダイビングを楽しんでいた私は、きれいなサンゴ礁の上にあってはならないものを発見してしまったのである。それは、明らかに人間の手によって捨てられたと見えるお菓子の包装紙、つまりゴミが捨てられていたのである。私は思わず何度も目を凝らして本当にゴミか確かめ、すぐに自分のポケットにしまいこんでしまった。私は、こんなにすばらしい自然界の海にゴミを捨て、汚していく人々をけして許すことが出来ない。私は、ごみをポイ捨てするという行為はなくしていかなければならないと思う。(書き出しの工夫・是非の主題)
私が、ごみをポイ捨てするという行為はなくしていかなければならないと思う理由は第一に、我々は自然界を汚すことはけして許されないことであるからだ。私はダイビングの会長さんに昔「我々人間は強い。しかし、自然界(海)のほうがもっと強いのだよ。だから我々人間は自然界(海)にお邪魔させてもらっているのだよ。」と教えてもらったことがあるが、そのとき改めて自然界の怖さを実感した。それ以来私は、例えばサンゴの近くで泳ぐときは珊瑚を傷付けないようにあまり足を大きく動かさないようにしよう。というようにできるだけ自分自身で注意するように心がけていくようにになった。(複数の理由一・体験実例)
私が、ごみをポイ捨てするという行為はなくしていかなければならないと思う理由は第二に、ポイ捨てをするということは、地球環境にも関わることだからである。データー集32のPHPによる1998年の年間ゴミ排出量は、日本の年間ゴミ排出量=5020万トン。つまり東京ドームの135杯分にまで及んでいる。最近、ポイ捨てなくそうという運動が盛んになりつつあるが、いくらゴミを拾う人が増えたとしても、ポイ捨てを辞めない人がいる以上地球をきれいにしていくことはできないのである。しかし、そうなってしまうと大自然からの怒りが頂点と達してしまうことが私は今一番我々人間がさけていかなければいけないことであると私は思う。(複数の理由二・データー実例)
確かに、地球上の全てのゴミを完璧に処理していくことはふかのうである。また、軽い気持ちでゴミを捨てる人も多いのであろう。しかし、現在はゴミをそのまま単に捨てるのではなく、リサイクルのように再利用して物を利用していくことも大切なのではないかと私は思う。また、「問題とは、そこにあるのではなく、自分が作るものである。」という名言もあるように、軽い気持ちで捨てたゴミが地球の大きな異変を引き起こすことを我々人間はもっと実感に低下なければならないことなのだとしっかりと認識するべきなのである。私は、このまま「大自然に「お邪魔させてもらっている。」ということをしっかりと頭の中に入れておいて、本来の大自然のすばらしさをドどんどん発見していくことに挑戦していきたいと私は思う。(反対意見への理解・名言の引用・是非の主題・これからの結び)
講評 hota
新しい年も、順調なスタートを切りましたね。今回から目標字数が最大の1200字に増えましたが、それを大きく上回る1305字。項目もすべてバッチリで、内容もしっかりしたものでした。
「体験実例」を織り込んだ書き出しと理由の一もいいし、データ実例も、きちんと出所を明らかにしてありましたね。各段落のバランスもいいです。
理由の一、二を書いていく時に、いつも「私が、ごみをポイ捨てするという行為はなくしていかなければならないと思う理由は第一に、……」と繰り返してくれていますが、これは「その理由は第一に、……」くらいの簡単なものでいいですよ。毎回繰り返すと、たしかによくわかりますが、ちょっとくどくなってしまいます。
あと少し補足するなら、最近の災害に見る自然界の猛威や異常気象、そして本来なら環境の修復にもそういう大きな力を持っているはずの自然が、人間のせいで壊れていくことなどについても、ふれてみると、より内容が深くなりますね。
でも、全体的には十分なレベルの作文でした!
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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