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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   おいしかったうどん   ベッキー

 土曜日は、お母さんが仕事に行くときにいつもはお昼ご飯を作っておいてくれます。でもたまに昼ご飯を作らないで行ったら、お父さんと二人で大久保商店街のうどん屋に行きます。店の前に行くと、いいニオイがします。お客さんがいっぱいいました。おぼんを持って並んでいました。うどんは、もちもちしていてまるでおもちのようです。濃い味と薄い味があります。大もりと中もりと小もりがあっておかずとかは自分でつけます。おにぎりと半熟玉子があります。おにぎりで私がおすすめしたいのは、わかめのおにぎりです。わかめのおにぎりは、ごはんにちいさいわかめがまざっててとてもおいしいおにぎりです。
 このうどん屋は、お父さんが発見したうどん屋です。最初にお父さんが
「今日はいい店に連れて行ってやる。」
と、じまんそうに言いました。私は嬉しいと思いました。お母さんがお昼ご飯を作らなくてショックだったけどおいしいうどんが食べられました。
 おとうさんが、
「おいしいかい?」
と聞きました。わたしは、
「うん。おいしい。」
と答えました。薄い味も濃い味もとてもおいしいです。味の違いはよくわからないけれど、色が違います。今度行ったときも、半熟玉子にわかめおにぎりと薄いスープにします。
 私の好きな食べ物は麺類です。とくにうどんとラーメンとスパゲッティが好きです。お父さんも、麺類が好きです。日曜日にお母さんがお父さんに、
「今日の昼ごはんは何がいいかな?」
と聞くとお父さんは、
「麺類がいいな。」
と答えます。私も心の中で(さんせーい!!)と言いました。お母さんは、(また麺類か……。)と思うそうです。
 お母さんが作ってくれるスパゲッティやうどんは、うどん屋と同じくらいおいしいです。お母さんのうどんは、具が山ほど入ってうどんが見えないくらいです。にんじん、ねぎ、わかめ、玉子、鶏肉、ツミレ、かまぼこ、とにかくあまったものをどんどん入れます。
 「今日の昼ご飯は何かな?」
私はとっても楽しみです。


   講評   nara

 食べ物の作文のときにいつも言うことだけれど、作文を読んでいる人が「おいしそう。食べたい!」と思ったら、その作文はよく書けているということね。では、どうしたら、そういう作文になるか。食べ物の具材・色・香り・味、それだけでなく、食べている人のおいしそうな様子、食べたときの感想などを、くわしく書けばいいのだね。つまり、作文を読んでいて、その食べ物を食べている様子が目の前に見えるような感じで書ければいいということ。今回のベッキーちゃんの作文は、そのポイントをうまくおさえて書いてあるから、大成功だ。
 お母さんが昼ごはんの準備をしないで出かけた! ショックだったけれど、そのおかげで、お父さんと一緒においしいうどん屋さんに行けたのだから、お母さんのおかげとも言えそうだなぁ。ここに、うまく合いそうなことわざが見つけられそうだよ。探してごらん。
 お父さんとベッキーちゃんの会話がいいね。決して、長く話しているわけでなく、一言ずつの会話だけれど、二人の気持ちが通い合っているのが、よくわかる会話だ。きっと、ニコニコしながら二人とも食べていただろうな。ベッキーちゃんのおすすめメニューもくわしく説明できているね。
 うどん屋さんの話だけだと、お昼の準備をしなかったお母さんが、ちょっぴり悪者になってしまう。しかし、後半にお母さん特製のおいしいうどんの話が入ったことで、バランスがよくなった。お店のうどんも、お母さんの手作りのうどんも、どちらもおいしいね。それにしても、お母さんの特製うどんは具だくさんだね。具だくさんで愛情たっぷりのうどんを食べると、おなかも心もいっぱいになりそうだ。
 会話でのまとめもいいね。情景のまとめにするのだったら、
 ★ うどんがほかほかと温かそうな湯気を立てていました。
こんなまとめでもよさそうだな。電話はお休みだったけれど、しっかり書けたね。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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