国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   一人一人の平和への求め   えこに

慰霊祭のたびに官僚たちの挨拶がある。「・・・・・・皆様の尊い犠牲の上に今の平和があることを決して忘れず・・・・・・」という言い回しを何度か聞いた。そのたびにそれは違うと思った。犠牲がなければ今の平和がなかったわけではないだろう。さらに、覚悟の犠牲ではなく無念の死であったという前提から考えない限り、また同じことがくりかえされるだろう。
 人と争っても反省をすることが大切だ。あるとき、ささいな事で友達とけんかをしてしまった。けんかをしている時は、怒っているから思いついたままに何でも言ってしまう。相手がやっていないかもしれないことや、ちょっとしたうそでも言ってしまう。そうすると、相手もその言葉に対して色んな事を言ってしまう。そして、しばらく話せなくなる。だが、しばらくたつとあの時はこんな事を言ってしまったけれどよく考えてみればそんなことはなかったなと思い始める。つい頭にきてしまったからあんな事も言ってしまったが全然違うなと反省をする。そして、仲直りをするがそのけんかについて反省をして自分のいってしまったことに責任を持つのだ。人と争うということはいけないが、それに対して反省をすることはいいと思う。そうすると、だんだん争いごとが減ると思う。
 しかし、反省をすることも大切だけれど未来の事を考えることも大切だ。例えば、昔話で三匹の子ブタという話がある。一番上のブタは、ワラで家を作り二番目のブタは、木で家を作り一番下のブタは、レンガで家を作った。ところが、一番上のブタと二番目のブタの家が壊されて一番下のブタの家に集まってしまう。そのときに、一番下のブタは狼などが来ても壊されないようにとさきのことを考えていたのだと思う。一番下のブタのように他の二匹のブタも考えていれば一番下のブタに頼ることはなかったと思う。なぜ他の二匹のブタがそんな簡単な家を作ってしまったのだろうか。それは、その二匹のブタが先の事を考えずに今楽をする事を考えてしまっていたからだ。だが、今楽をすることよりもさきの事を考えていくことが大切なのだ。
 確かに、人と争っても反省をすることは大切であるし未来の事を考えることも大切だが、「未来には、ひとりでにできる未来と、自分で作る未来との二つがある。」という名言のように一人一人の平和を求めることが大切だ。

   講評   itigo

 雅子ちゃん、こんにちは。毎日寒いね。私はすでに花粉の症状が出始めてきてるみたいで、毎日つらいです(>_<) 雅子ちゃんは花粉症じゃない?

<第一段落>うまく要約をまとめられたね。本文を抜き書きしたものをうまく接続詞でつなげられてるよ。

<第二段落>複数の意見Aと体験実例だね。争うことへの反省が、身近な例を使ってうまく説明できてます。戦争となると実際ピンとこないのが現実だと思います。でも、けんかというとても小さな争いなら誰でも経験しているものね。

<第三段落>昔話の「三匹の子ブタ」をうまく使えたね! 複数の意見Bである未来への対策という点では、この話を用いることがより説得力が出てきてるよ。先のことを考えて行動することが身の危険を避けられるものね。まさに三匹目の子ブタちゃんだね☆

<第四段落>総合化の主題が名言を用いてきちんと書けています。「いちばん大事なことは」というように、「いちばん」という言葉を用いて主題を強調するともっとよくなると思います。題名も工夫されていてとてもよかったです。

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