国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   平和へ   うらね

 慰霊祭の官僚たちの挨拶があるたびにそれは違うと思った。犠牲がなければ今の平和がなかったわけではないだろう。誰だって同胞たちの死を無駄とは思いたくない。意義のある崇高な死と見なしたい。しかし、無駄と認めたくないのは、自分たち人間の愚かさを糊塗することに他ならない。数百万人の死という犠牲の上にしか二十世紀後半の平和が成立しないのだとしたら、そんな平和はいらない。死者たちの上に築かれた平和を楽しむ資格など誰にもないのではないか。覚悟の犠牲ではなく無念の死であったという前提から考えないかぎり、また同じことがくりかえされるだろう。(要約)
 戦争の悲惨さを後世に語り継ぎ、反省することが大切だ。日本は1945年8月15日にポツダム宣言をして敗戦を迎えた。その時の状況の恐ろしさを後世に伝えるように広島県の原爆ドームなどがある。これらにことで日本人は反省して今は、平和主義国家となった。身近な例でいうと友達とケンカをした時、ケンカの原因などを考えて深く反省をして、後にケンカをしないようにすることがあるだろう。だから、反省することにより良い方向へ向かっていくので、失敗したことは反省していくべきなのではないだろうか。
 しかし、どうしたら戦争にならないかを論理的に考え、対策を立てることも大切だ。私はサッカーの試合でよく決定的なチャンスなのにゴールを決められなかったりする。しかし、その場で自分を責めてしまっては、また同じ失敗を繰り返すだけである。試験の時なでも一科目ぐらい失敗をしただけで落ち込んでしまったら、他の科目まで悪くなってしまう。昔話だと三匹の子ぶたが典型的だ。長男と次男は適当に家を建てれば良いと考えたせいで狼に家を壊されてしまったが、三男は災害などを考えて綿密に計画を立て丈夫な家を建てたので狼に家を壊されなかったのである。だから、自分を責める余裕があるくらいなら、成功するための対策をしなくてはならない。
 確かに過去の戦争を反省することも戦争を回避するために対策を立てることもどちらも大切だ。しかし、一番大切なことは「知識がはしごを作ったのではなく、二階に上がりたいという熱意がはしごを作ったのだ。」という名言があるように、この世の中を平和にしたいという強い気持ちが必要なのだ。だから、自分たちの国の経済を第一に考えるのではなく、他国と戦争することのない平和な世の中を作っていくことに努めなければならないのではないだろうか。そうすることで、お互いの助け合うことができ、世の中の景気が良くなっていくのではないだろうか。(総合化)

   講評   baba

 項目がしっかりできましたね。段落の進め方もスムーズで全体としてもまとまっています。
<構成>
 戦争と平和というテーマを身近なことにひきつけて意見を提示できましたね。戦争を反省し語り継ぐこと、戦争を回避するために対策をたてること。的確です。
<題材>
 三匹の子豚の昔話を効果的に使えましたね。
<表現>
 名言も適切なものを選ぶことができました。
<主題>
 「この世の中を平和にしたいという強い気持ちが必要」というまとめの意見はぴかいちです。自作名言ですね!





☆「これらにことで」→「これらのことで」(二段落目)、「試験の時なでも」→「試験の時なども」(三段落目)、「お互いの」→「お互いに」(四段落目)

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