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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   産業革命以来、機械は(感)   

 人間は、機械的で整ったものだけを追い求めてきた。数量的に証明できるものだけが正しいという考え方が広く行きわたっていた。そのやり方が正しく、成功しているかに思えた。がしかし、それだけが正しいのではないということが分かってきた。例えば、インテリアならこれまで鉄とガラスとコンクリートに囲まれた空間を作れば、それが時代の先端を行く文明の象徴だというイメージを持っていた。しかし人間は、そんな冷たい無機質の材料よりも木や木綿などの自然の温かみがある材料で囲まれた庶民的な泥臭さのほうにひかれるのである。だから僕は計算されて整いすぎたものよりなじみやすい物のほうがいいと思う。
 第一の理由は整いすぎた環境より普段から慣れ親しんだ環境のほうが落ち着くからだ。例えば、あまりにも机の上が整理されていると自分の机なのに誰かの家に来たみたいで緊張してしまう。でも僕ぐらい机の上が汚いとだめだけど、すこし汚いぐらいなら落ち着くからいいと思う。他の所でも、同じことが言えると思う。どこでも、何も物がなかったり、物がきちんと並んでいるとあまり人間味がなくて落ち着かないと思う。
 第二の理由は、整いすぎた環境にいるとかえってきゅうくつだからだ。僕が前に部屋を掃除したときにきれいになったのはいいけれど、必要なものを出すときにどこに直したのか忘れてしまって困ったことがあった。だから、よく使う物はぐちゃぐちゃしてもいいから少しぐらい置いていてもいいと思う。海外旅行者数(PHP 1998年)のデータによると、日本の年間海外旅行者数は1500万人を突破。このことから普段の整いすぎた環境がいやになった人が変化を求めて旅行に行くのだと思う。
 確かに、見た目がきれいなことはいいことだ。でも、「大切なのは、健康らしい外見ではなく、健康自身である。」という名言があるように、外見を気にするよりなじみやすさの方が大切だと僕は思う。だから、僕は外見ばかり気にするのではなく、中身を大事にしていきたいと思う。

   講評   kira


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