創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   タイミングというもの   さっC

 そっ啄の機という言葉がある。得がたい好機の意味で使われる。比喩であって、もとは、親鳥が、孵化しようとしている卵を外からつついてやる、それと卵の中から殻を破ろうとするのとが、ぴったり呼吸の合うことをいったもののようである。早すぎず,遅すぎず。まさにこのときというタイミングがそっ啄の機である。(要約)
 「おばあちゃん、もうそろそろネブライザーをする?」
私はおばあちゃんの家にいった時、介護などをしている。私は将来医者になりたいからそのためにも今、おばあちゃんの介護をさせてもらっているのだ。小さい頃は管などをつかってたんをとっていた看護しさんにあこがれていた私が今はもう管をつかってたんをとることまでできたなんて得意になる。まるでもうタイムマシンで十年後に行ったようだ。(たとえ)
 「もうそろそろ言ったほうがいいかなぁ・・・。」
私は一つの悩みがある。自分の状態がわかるのはおばあちゃん自身で私にはあまりわからない。だからおばあちゃんがなんとも思っていない時にいちいち口出ししていたら逆に迷惑をかけてしまう。まさにタイミングがつかめないのだ。おばあちゃんが何か苦しそうに見えている時もおばあちゃんはただくしゃみをしていただけというときがある。だからといっておばあちゃんが私に何かをいうまでなにもいわずに待っているとおばあちゃんも遠慮しているような感じで介護にならない。
 私はテレビで親鳥が一生懸命、卵を守っていてそして雛が卵からかえる瞬間まで見たことがある。雛が卵の中から小さなくちばしでつつくのと親鳥が卵の外からコンコンとやさしくつついてやるのと同じタイミングでいなければ雛は死んでしまう。そのきびしい時間を乗り越えながら奇跡的に雛が生まれるのだ。その雛が生まれる奇跡的なタイミングと私の一つの悩みであるタイミングとは全然価値が違うが同じような気もする。(前の話)
 お母さんにタイミングがはずれたことを聞いたら、「音楽で何人かの人と合わせた時、相手に合わせようとすると遅くなる。これだとタイミングがとれなくて一人ずつの演奏になってしまう。そして合わせようと思わず、一緒に呼吸をしているつもりで合わせると心が一つになるよ。」と言ってくれた。(聞いた話)
 タイミングというものは簡単なようで難しいということがわかった。タイミングが悪ければ何もかもだいなしになってしまうこともあるし逆にタイミングがよければ物事がスムーズに運べる。(わかったこと)
 「おばあちゃん、もうそろそろ吸引する?」
私はタイミングというものを気を付けながら言った。

   講評   jun


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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