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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   人生の教科書   スマイリー

 本を読むときのほうが、テレビや映画を見るときよりも読む側の自由が大きい、自分の意志や努力で決めることのできる範囲が広い、つまり態度が積極的だということになる。しかし、テレビには、知的好奇心を刺激する番組もあり、読書を妨げないばかりでなく、むしろ助長するように働くこともある。誰にも分かりにくい本というものはある。そういう本はよまないようにするのが賢明だ。
 私は本が好きで、今でもよく読んでいる。今まで読んだ中で一番印象深いものは、「イソップ」という本だ。ちょうど私と同じくらいの年の子の話で、私とは全くおかれている環境がちがうけど、心の動きとかにすごく共感を持てたし、気持ちが痛いほど伝わってきた。言葉では表せないような大切なことをたくさん学べた。周り次第で、人は大きく変われることが私には一番心に残った。人は周りのおかげで笑顔になれるのかなぁ・・・。などと、いろいろなことをこの一冊の本で学ぶことができた。ほかにも印象深い本はたくさんある。例えば、「十七歳」。これは、著者が自分の体験や気持ちをつづった本で、差別やいじめなどに対する気持ちがとても伝わってくる。私には考えられないような苦しみ、だけどもこの日本では当たり前のようにおこっていることなどが書いてあっていじめということに対していろいろな感情を持った。私はこの本を読んでものの見方が少し変われた気がする。本は、テレビや映画で見るよりも自分に合わせて読めて、心に強く残る。そして、自分を変えることもできると思う。
人にはそれぞれ自分に合う本があると思う。前期の終わりに自分のお気に入りの本を紹介しあうブックトークというものがあった。クラス一人一人が自分のお気に入りを紹介するからさまざまな本があり、とても楽しかった。手記にする人もいれば、絵本系のものにする人もいたし、ファンタジー系のものの人もいれば、ミステリー系の人もいた。ほかにも、冒険ものや、伝記の人もいた。五人くらいのグループになって発表しあった。そのときの五人は、一人(女子)は自伝で、一人(女子)は伝記で、一人(男子)は推理小説で、一人(男子)はファンタジーと、さまざまだった。私は、上にも登場した「十七歳」を持っていった。その中で、面白そうと感じたものもあったし、難しそうと感じたものもあった。自分の好きな本がまわりと合うことも少ないことを実感した。(前の話)だけど、自分の好きな本をほかの人も好きになるとうれしいし、ほかの人が好きな本を好きになることも多い。好みがあうとなんかうれしくなる。私も友達と本の貸し借りをしているが、面白かった、といってもらうとまるで私が書いた本をほめられたようにうれしくなる。
 人間にとって本とは、人生の教科書のようなもので、人にとって大切なことを教えてくれるものだと思う。そして、自分の世界を広げてくれるものだ。私はこれからも本をたくさん読んで心を豊かにしていきたい。

   講評   miri

<第1段落>よく読み取れています。(要約)と入れましょう。
<第2段落>「自分に合わせて読めて、心に強く残る」これがとても大事な点ですね。2冊の本から学んだことや、感じたことがひしひしとつたわってくるような表現です。
<第3段落>「人にはそれぞれ」から、この段落でよいですね?たいへん貴重な体験が、じょうずに説明できました。
<第4段落>簡潔に結べましたね。2,3段落で本のよさを存分に語っているので非常に説得力がありますね。よく書けています。

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