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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   仲良しアジアにするために   ピエッパ

 僕達が住んでいる日本はアジアに属している。しかし、ヨーロッパのように統一通貨があるわけでもなく、あまりアジア人だという認識はない。それどころか、西アジアではアジアの国同士の戦争が起こっているくらいで、お互いの結びつきはほとんどないに等しい。それに加えて、アジアにたくさんある発展途上国はナショナリズムに燃えており、自国だけで精一杯という感じだ。このままだと、将来さらにアジアの国同士の結びつきは弱くなっていくだろう。(予測問題の主題)それを防ぐにはどうすればいいのだろうか。
 第一の対策として、貿易など経済面で助け合っていくことが大切だと思う。アジアには、世界規模で見ても経済の中心になりつつある国がいくつかある。中でも、世界の工場と言われている中国や石油大国のサウジアラビアなどは、これから急速に発展していくだろう。そしてこれらの国々の発展はアジアの発展にも繋がるため、日本は貿易などで発展を促していくべきだ。
 第二の対策として、政治や経済以外の文化の面からも交流を深めていくべきだ。去年は「冬のソナタ」の人気などからか韓流ブームが起こり、韓国ととても親しくなった。それに比べて、北朝鮮とは拉致問題などの影響であまり仲が良くない。さらに新聞でもあるように、サッカーワールドカップ最終予選で同組になり、より警戒が強まってしまった。(読書実例)しかし、ぼくはこの出来事こそ北朝鮮と親しくなるチャンスだと思う。スポーツは人との結びつきを強くすると言われるし、お互い精一杯プレーすれば、きっと良い方向へと移っていくだろう。
 確かに、歴史的にもぶつかりあった国同士が理解し合うのは難しい。しかし、
「日本は世界の日本である前にアジアの日本である」(自作名言)
というように、アジアの国同士の結びつきを良くするには、日本の努力が不可欠なのだ。

   講評   huzi

 三作目! 今回の【自作名言】は、しっかりした重みのある言葉になったね。意見全体を納得に導く力があります。
  書き出しの段落がうまい。アジアに属する人間として現状をどう考えるか、問題意識を持った導入ができたね。【予測問題の主題】への流れもスムーズ。
  【対策】に挙げた経済面での助け合い。これは実際に既に行われていますね。最近は中国が注目されていますが、日本の経済を潤すだけの目的だけではなく、相手国にとっても長期的な利益となるような、相互的な関係を築くことが大切でしょう。
 【対策】の二、文化交流については、【読書実例】で書いたとおり、サッカーやテレビドラマのブームが国同士を近づけていますね。例の挙げ方が柔軟でいい。ところでピエッパくんが「冬ソナ」を見ていたとは意外でした(笑)。
  【反対意見理解】は妥当な流れ。脱亜論は、その後日本が巻き込まれる戦争を暗示しているような気がします。現在の日本はナショナリズムが薄く、経済的にも伸び盛りとは言えませんが、だからこそアジアの調整役としての役割を果たしやすいと考えられますね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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