国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自分の自分らしさとは?   怪盗ピエナ

 確かに、人の真似をしないで、自分らしさをだすことは大切である。わたしは、料理をするのが好きだ。その中でも、一番得意な料理はオムライスである。わたしケチャップ味のごはんのような、ありきたりのオムライスをつくるよりも、自分でアレンジしてつくるのが好きである。わたしのオムライスはしょうゆ味で時々中におもちも入れる。卵の中に海苔を入れたり、カレー味のごはんをオムライスとしてつくったこともある。作った後に、食べるときはとてもワクワクする。それでおいしかったときは、特に嬉しくてたまらない。つくればつくるほど、自分なりのアイデアが浮かんでくる。それがとても楽しくて、おもしろい。だから、これからはオムライス以外にも、自分流の料理ができたらいいなと思う。また、私の学校では『AIP』という〝自主性〟〝責任感〟〝判断力〟をみにつけるために、ある決まった期間だけ服装の自由が認められている。(制服も認められています)例えば、保健・体育がある日は体操服を着て登校したり、私服が着たい人は私服を着て登校するというものだ。夏の暑い日は『AIP』があると助かる。暑いのに制服を着るのはとても苦痛だ。だから、そんな時は部活のTシャツを着る。寒いときは、できるだけ暖かい格好を着るようにしている。
 しかし、その場に応じた振る舞いも大切だ。その『AIP』も入学式や終業式、卒業式などの〝〜式〟のつくものがあるときは、必ず制服を着てこなければならない。しかも、靴下は白色と決まっている。わたしは、この意見に賛成である。ちゃんとした式のときくらいは全校生徒同じ洋服をきていたいからである。そうすると、なぜか身が引き締まる。靴下を白色にするのも、大切であると思う。また、昔話の『桃太郎』も、鬼退治行くときは、頭に鉢巻をしていた。
 確かに、自分らしさも、その場に応じた振る舞いも、どちらも大切である。しかし、一番大切なことは、『家とは、外から見るものではなく、中で住むためのものである』という名言があるように、相手に思いやりをもつことだ。世界中の人々が、相手のことも思いながら、自分も安心して暮らせることができる時代になってほしいと思う。

   講評   mako

 それぞれに体験実例をじょうずに見つけることができましたね。意見に対する実例を考えることが一番むずかしい問題なのですが、ピエナさんの場合、それについてはもう十分実力があるようです。
 では、少し別の勉強をしていきましょう。ほとんどの場合、解説集を見ればこの長文にはこういう意見で書きましょうというヒントが書かれてあります。もしそのヒントがなかったらピエナさんはどんな意見を考えるでしょうか。当然ヒントの意見だけが正しいというわけではありません。それこそピエナさんらしい意見が他にもあるかもしれません。
 でも、今回のような長文を読んで意見を作るのは、かなりむずかしいです。これはいわゆる意見文ではないからです。まして二つの対立するような意見を考えなければならないとなるとなかなか高度な問題です。ですが、例えば自然保護に対する意見を述べたような長文であれば、もっと簡単に意見がたてられる場合もあります。
 長文を読んだら、自分はどういう意見を持っているかということを考えてみてください。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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