創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   柔軟性のある心   スマイリー

 他の惑星の生物にでくわすなんて、そんなにあありそうなことではない。けれども、ソフィーがソフィー自身にでくわす、ということはあるかもしれない。ある晴れた日、ソフィーがソフィー自身を全く新しく体験してはっとする、ということは。ソフィーがソフィー自身をとびきりおかしなものとして、とっくりと深く感じるのです。人が空を飛んでいたとすると、子供もビックリだけど、子供はいつもビックリしているから、さほどビックリはしない。だけど、大人が見るとすごく心配して医者につれていこうとするだろう。この違いは習慣の問題だ。大人は人間が飛べないということをとっくに学んでいる。だけど、子供にとってはこの世界では何がありで何がありではないか、よく知らない。子供にとってはこの世界そのものがおどろきなのだ。(要約)
 私は、千葉から一年生になる時に横浜へ引っ越してきた。私が今すんでいるところはすごく自然が多くて、家から出て道に出ると富士山がとてもきれいに真正面に見える。引っ越してきてすぐこの富士山に気付き、とても感動した。そしてそれと同時にたくさんの疑問が頭にうかんだ。疑問その1・なんでこんな真正面に見えるのか、そして一本ずれても真正面に見えるのはなぜか、疑問その2・横浜と富士山のある所はとても遠いのに何でこんなによく見えるのか、疑問その3・富士山はなぜこんなに大きいのか。さすがにもう六年前の事となるから、はっきりとは覚えていないけどもっと色々な疑問が浮かんだと思う。しかし、今は富士山があることに慣れてきてしまって、子のような疑問は普段は頭に浮かばなくなってしまった。さらに、この絶景を気付かないこともあり、友達が遊びにきたときに、「きれいだね。」と言われてはっと気付くこともある。これも「習慣」になってきてしまったからだろう。年齢を重ねるにつれ、感動の心や疑問の心を忘れてきてしまう。これは本当に大変な事だ。
 今私のクラスではなぞなぞが流行っている。先生がクイズの本を四冊くらい持っているのでその中から問題を出してくれるのだ。これは私の推測だが、クイズは意外と大人より子供の方が得意なのではないだろうか。「1+1=?」と聞かれた場合、大人には1+1=2と言う固定観念があり、「2」と即答するだろう。しかし、子供の場合はそれを見て、数字を組み合わせ、「田んぼの田!」と答える事ができる。つまり、子供は固定観念を持っていないので物事を組み合わせて新しい答えを導き出す事が出きるのだ。私が前に一年生と一緒になぞなぞをした時も、私よりも一年生の方が頭がやわらかくてまるであたりまえのように正解を言っていた。結構悔しくてもっと頭を柔らかくしようと思った。
 人間にとってふしぎに思うこととは、世界を知る第一歩で、知識よりも大切な事だと思う。私も最近「習慣」が増えてふしぎに思う心が少なくなってきていると思う。知識を頭に詰め込む前に先入観にとらわれない考え方を身につけていきたい。

   講評   miri

<第1段落>興味深い提言を含んだ長文でした。じょうずに要約ができました。
<第2段落>たいへんよい例を用いることができましたね。目の前に富士山が現れたような気さえしました。純粋な心が発するたくさんの疑問。じょうずに生かしています。
<第3段落>いくつかしか年が違わない子供同士でもこうなのですね。成長する時期は、いかに急速にいろいろなものを得て、また失っていくものかと実感させられます。
<第4段落>たいへんすばらしいまとめです。よくできました。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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