低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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個性は大切 T.H・LOVE・I..R
産業革命以来、機械は人々の生活を豊かにする打ち出の小槌の役目を果たすものだと思われてきた。過去百年の間その進歩=人類の幸福、だと私達は何の疑いもなく信じてきた。だが最近になって、それだけがすべてではないことが反省されるようになった。今まではそれを達成する一番有力な武器は、工学的な発想と技術であったが、その行き過ぎが見直されようとしている。その最も有効な方法の1つとして挙げられるのは、生物学的な発想であろう。『20世紀母機械文明の時代であったが、21世紀は生物文明の時代になる』という言葉が使われている。これもそれを示唆すると見てよいであろう。これはデザインの分野においても当てはまることである。今の建築においては外観ばかりを重視しすぎてはいけないと私は思う。
なぜそうすべきではないか。整いすぎていると落ち着かないからである。東京副都心の新宿などを見てみると同じ形の同じような高さの高層ビルがたくさん立ち並んでいる。これらのビルには”個性的”というものが全くない。例えば個性的なものを扱っている美術館。ここに住んでも良い、と言われたらどう思うだろう。きっと最初のほうはよくてもだんだん嫌になってくるに違いない。また、建物のつくりが合理的過ぎて妙な威圧感、孤独を感じると思う。
第2の理由として整いすぎているからである。ある不動産が統計を取ったところ住みたい町のNO,1は東京、住みたくない街NO,1も東京だったと言う。やはり、個性のない町並みは住みにくいため住みたくないと思うのである。
確かに、概観の整っている町並みは見ていてとても美しい。しかし『家とは、外から見るためのものではなく、中で住むためのものである』と言う名言のようにいかになじみやすく済み心地の良い町を作ることが大切である。
講評 siro
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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