国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   私の大好きなポテハムコロッケ   ちび丸あん

 私の家では毎日お母さんが夕食を作ります。肉料理や魚料理などとなんでも作ってくれます。例えば『しょうが焼き』や『カジキマグロのにんにくソテー』……。お母さんの得意な料理は『ポテハムコロッケ』だそうです。(ポテハムとはジャガイモとハムを混ぜたものです。)『ポテハムコロッケ』の作り方をお母さんに聞きました。①、ジャガイモを茹でてからつぶします。②そこに炒めた玉ねぎ、溶かしバターを入れ角切りチーズもまぜたら塩こしょうで味を調えます。③それをうす切りハムではさみ半月形になるようにし衣をつけて油で揚げたら出来上がりです。お母さんは、おばあちゃんから教わったそうです。お母さんも子供の頃大好きだったようです。お母さんは何でも手作り派なので研究熱心です。いつも栄養バランスを考えて作ってくれています。だから私たち家族は皆、健康です。時々嫌いなメニューも出てきますが
「カルシウムいっぱいだから背が高くなるよ。」
とか
「美人になるよ。」
とおだてられて、食べています。(聞いた話)
 お母さんが家にいない時や、持病の頭痛で寝込んでいる時、わたしが代わりに、お米をといだり炊いたりしてお母さんを助けてあげています。私が得意な料理は『なんでもおにぎり』と『スクランブルエッグ』です。『なんでもおにぎり』とは普通のおにぎりなのですが具がたくさんあるので『なんでもおにぎり』と名付けました。『スクランブルエッグ』は卵と砂糖・牛乳などを入れる家庭が多いのではないのかと思われますが、私流では『ガーリックパウダー』・『しょうゆ』など他にも、少し変わったものを入れて味や見た目を研究中です。まるで自分がお母さんに変身したかのように……。(前の話)
 もしお母さんがいなかったら私は一生『なんでもおにぎり』と『スクランブルエッグ』しか食べられなくなってしまいます。そうなると味にあきてしまうので、なんでも作れて毎日メニューの違うお母さんに感謝の気持ちを持とうと心の中で思いました。(心の中で思ったこと)
 今も台所でお母さんがポテハムコロッケを揚げています。(動作の結び)

   講評   nara

 部屋にいて、おいしいあげものの香りがしてきたら、「今日はポテハムコロッケかな?」と、台所にのぞきに行きたくなりそうだね。コロッケだけでもおいしいのに、具をハムでつつむというひと手間が加わったことで、おいしさも三重丸になりそう。半月形の形もかわいらしくて、つい手が出てしまいそうだなぁ。この作り方をちび丸あんちゃんがマスターしたら、おばあちゃん・お母さんと三代にわたって受け継がれる「うちのおいしいおかず」になるね。そういうものがあるのは、とてもすてきだと思うよ。
 お母さんは、お料理が大好きだし、子どもたちにおいしくて体にいいものを作ってあげようという気持ちでいっぱいなのだね。食べ物は薬とはちがうから、「今日食べた効果が明日すぐに出る」というわけではない。だけれど、じっくりじっくり、人の体と心を育てていくのだと思うよ。背も高くなって、美人になって、本当のおいしさがわかるような大人になれるように、というお母さんの気持ちに感謝しなくてはね。このことをまとめにしっかり入れられた。
 前におにぎりを作ったという作文も書いてくれたね。ふつうとは少しちがう「わたしのオリジナル料理」が増えてきたようだ。お母さんの影響かな。こんなふうにするとおいしいかな? これと組み合わせたらどうだろう? そのアイディアが成功したときの楽しさもまた、料理の魅力だね。お母さんにもたくさん教えてもらって、自分でも工夫する……おいしいメニューには必ず笑顔がついてくる。たくさんの笑顔を生む料理を作れるようになりたいね!

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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