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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   実は先祖霊を追い出していた!   いろす

「今日、朝お母さん体調が悪いんだって。だから、今日パンにして。」(書き出しの工夫)
「んー」
「ほら起きろ。寝てるひまは無いぞ。なんせ、今日は用意は自分でしなきゃいけないんだからな。そろそろ、一人立ちってね。」
「分かった。起きるから叩かないでくれる?」
私は、寝ぼけ眼の目をこすった。天井の光がまぶしいのだ。部屋に行くとお母さんが毛布をかぶって寝ていた。おまけに、部屋は寒かった。
「なんでこんなに寒いの?」
「暖房つかないんだよ。もう、ガタがきたのかな。」
「言えてるかも。お風呂だって暖房入れないとはいんないし。」
そう、このうちどうやら暖房についてはガタがきているらしい。あぁ、朝からこんなふいんきじゃどうかしちゃう。いつも、お母さんが威勢よすぎるんだよ・・・・。いきなり、ダウンしてもらっちゃ表しぬけしちゃうじゃない。私は、そんな事を考えながら制服に着替えると。自分の部屋から出た。
私は、お父さんに学校まで送ってもらいながら。色々な話をした。その話の内容はこコロコロと変わった。あれよあれよと言う間に、今日は節分の日だsと言う事にきずいた。
「そうか、今日は節分か。」
「うん。お母さんに豆投げなきゃ。」
「今年の鬼はお母さんなの?」
「だって、よりにもよって今日お母さんの体調が悪くなったんだよ。鬼のせいだって思っても良いんじゃない?」
「確かにね」
学校に着くと、豆をお母さんにぶちまけようとしている事を話た。
「あのね、私ピストルがあったらピストルに大豆を入れてお母さんの脳天穴あけちゃいたいけど。ピストルもってないんだよね。もちろん、ニセモンでけどね。」
「そりゃぁ、残念だね。」
と友達。
「ねぇ、じゃ顔にぶちめけるだけで言いじゃん」
「だね。」
私は、友達と顔を見合わせて。いかにも、なにかたくらんでる。と言うふうにニッタっと笑った。
しかし、家に帰るとお母さんはぴんぴんしていた。どうやら、今回豆豆騒動は起こす必要は無くなったらしい。それでも、今年の豆まきは突拍子も無く面白いものだった。
「ダッダッダッダッダ」
部屋という部屋にけたたましく足音と。犬の足音が響く。本当に、こんなんじゃなんで節分してんだかわかんないじゃない。まるで、鬼ごっこじゃない。(たとえ)
「全く、こんなんじゃ。ジュワンを遊んでるんだか、豆まきをしてるんだかわからないじゃないか。」
「本当。でも、ちょうどいい鬼ができた。」
犬のジュワンは、天からふって来る豆をぼりぼりとたべていた。もちろん、本当の天からじゃない犬から見たらの話だ。だが、犬が豆を食べるなどもってのほかだ。お母さんやお父さん・おばあちゃんは、私のなげた豆を拾っている。犬の足が、早すぎて何個かは食べた後だったが・・・・。そんな、かわいそうな家族にはなんて気にしないで私は豆を投げまくっていた。犬と人間の改心劇が面白かったのだ。いや、犬と人間じゃなくて、鬼と人間の改心劇と言った方が分かりやすいかもしれない。
さて、ここでだ。この作文を書くにあったって一つ不思議な事がある。鬼とは妖怪の数あるなかの種族だと思う。しかし、今現代に妖怪が存在するだろうか?幽霊ならまだしも。妖怪なんぞ、ありえなーい!と言うしまつだ。すごく鋭い人は恐竜にも注目すると思う。しかしだ、恐竜は昔生きていたと言う祥子まである。そして、なぜ恐竜が絶滅したのかまで知れている。そう、火に包まれた巨大な石がおちてきて、それが爆発して恐竜焼け焦げになっちゃったんだよね。だから、恐竜は今いなくても、大昔はいたと言う事になる。しかし、妖怪は骨一本足りとも発掘されていない。はて、これはどういうことか?私は、前(前の聞いた話)にコンピューターで調べてみた。まず最初、鬼と入れて検索してみた。調べてみたが、全部書くとすごく長くなるから、いちぶにしよう。
「鬼は、人に害を与えるとされる想像上の妖物。鬼は、ある本によると「おん」の鉛で「形をあらわすのを嫌う事」と「人の死後の霊魂」の意味とされている。」
さぁ、つぎ。次は、「節分の鬼」で検索してみた。これも、ある一部の部分の意味を書かせてもらう。と言ってもかなり長いが・・・・。
「平安時代には鬼はいなかった。
節分の鬼はこの仏教年中行事の修正会としゅげいからおこった。この鬼は、別に悪者ではなく逆にあくま払いや厄払いのずほうをしたのである。今日のように、鬼をおいはらったら悪魔がはびこってたがつけられ無くなる道理である。晦日に、先祖の霊が鬼の姿で訪れたことから、つれずれ草の「つごもりの夜・・・・・・・亡き人の来る夜とて魂祭るわざはこの頃都こにはなきを、あずまのかたにはなおすることにてありしこと哀れなりしか」の文で分かるように節分のおにも実は先祖の訪れであった。」
何てことだろう、これを読むと、「鬼は想像上の妖物」・「平安時代には鬼はいなかった。おには先祖霊だ」などと、書いてある。つまり私たちは先祖霊を今まで家からおいだしていたことになった。そして、どちらが本当かと言う事にもなる。魂にあるにしても、片方は「想像」もう片方は「魂の形での存在」になっている。まぁ、どちらにしても私たちの先祖霊をいえから追い出していた事が分かった。(わかったこと)今考えるととは正に後の祭だが、今に天罰が下るかもしれない・・・・。
「それにしちゃ、お母さん治りはやいね。本当はお母さん自体が、宇宙に始めてあらわれたおにかもね」(書き出しの結び)

   講評   jun

 今回も楽しく読ませてもらいましたよ。節分の一日のようすをれなちゃんらしいタッチで書き進めていくことができました。先生も昔、家の中で犬を飼っていたので、豆まきのときのジュアンの様子は本当によくわかります。

<構成>
 書き出しをひとひねりして結びに生かすことができました。それにしてもお母さんを宇宙初の鬼にしてしまうとは……。
<題材>
 節分の鬼について調べたことがたっぷり書けたね。これはおもしろい話ですね。
<表現>
 「まるで鬼ごっこ」とは節分の作文にはぴったりのたとえが使えましたね。
<主題>
 節分についてわかったことが書けました。先生もこの話は勉強になりました。

▲「ふいんき」→「ふんいき(雰囲気)」
 「きずいた」→「気づいた」
 「始めて」→「初めて」
                               

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