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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   節分   すし

「鬼は外、福は内」と、いろいろな家から声が聞こえてきた。たぶん豆をまいているのだろう。
2月3日(立春)の次の日によくないものをおいはらうために豆をまく。鬼が出てくる行事はこれだけかと思ったが、そのほかにいくつかある。例えばその1つが生剥だ。これは秋田の男鹿半島地方でしかやらない。だが、節分の豆まきは決まった県などでやらず、全国どこでもやっている。生剥は豆まきとは違うが、鬼が出てくる行事だ。正月の15日の夜、青年数人が大きな鬼のお面をかぶって、みのを着て木製の出刃包丁と御幣を持って腕巻きをして、近くの家に入って「悪い子はいねーか」とさけんで足をドスドスとふみならすらしい。
前に節分の事の昔話がないかなと思った。それで家にあった日本の昔話(赤羽末吉、福音館書店)を見ると「鬼」のつくお話がいっぱいあったので全部読んでみようと思った。まずは「鬼のお面をかぶった娘」を見た。お話を読む前にだいたい予想してから読んだ。例えば「鬼のお面をかぶった娘」だとしたらそれを節分とくらべて「鬼のお面をかぶったから鬼と思われて適当に投げた豆が豆まきの始まりかな。」などと。しかし、実際「鬼のお面をかぶった娘」は全然違う話だった。ほかにも、「鬼ばばの糸つむぎ」などがあるがどれもちがった。そしてやっとみつけた。まるで宝さがしのようにいろいろさがした。題名は「鬼の婿殿」という。題名だけでは豆まきの話が全々分からない。話の内容は、3人の娘をもったじいがいた。ある日田んぼの水が日照りでかわいてなくなってしまった。そこに若者がやってきて「娘をくれたら田んぼに水を入れてやる」と言った。じいはよろこんで娘を1人あげた。それから娘をむかえに行ったときに夕方になると若者が帰ってきて「見せたい釜がある。」と言った。夜寝るとき娘から聞くと実は若者鬼だということが分かった。鬼は旅人をとめては釜の中に突き落として食べてしまうという。釜を見るときじいは娘に言われたとおりにして鬼からのがれ、娘といっしょににげた。鬼はそれに気づきおいかけた。娘たちはぶじじいの家にたどり着いた。まだ鬼がおいかけてくるのでじいは大急ぎで豆をいって鬼めがけて「鬼は外、福は内」と言って豆を投げた。もしじいが鬼を退治するときポップコーンを投げていたら、2月3日は豆まきではなくポップコーンまきになっていたなと思った。だが、昔にはポップコーンがなかったのでそんなことはできなかったなと考え直した。節分の時、時々「鬼は内」と言っている人がいるがいくら鬼がかわいそうだからと言って鬼=悪いことを家に呼び寄せても意味がないし、鬼は昔からおそれられている想像の生物で昔話に必ず出て来ては人を食べると言われているのであまり鬼は内と言わない方がいいと思った。
分かったことは日本の行事はほとんど鬼からはじまってできたものだ。(5月のこどもの日など)鬼がいなかったらこんな行事ができなかったので昔からおそれられている鬼でもこういうことに活躍していると言うことが分かった。

   講評   yama


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