国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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節分をしたこと えしい
ぼくは、節分をして、一番楽しかったところは、寝る部屋、父の部屋、自分の部屋などに豆をまいたことです。
ついでに階段、ろうか、トイレまでまいちゃいました。もちろん、鬼に豆をぶつけました。鬼の役は父でした。
おしいところは、ぼくも鬼の役になりたかったことです。あとは、年の数だけ豆を食べました。
だが、すこしだけ年の数以上の豆をつまみ食いしてしまいました。しかも翌日、すこしどころかそれ以上豆を食べてしまいました。
節分といえば豆まき、鬼に豆をぶつけて鬼を追っ払うこと。例えば、野良犬、野良猫を追っ払うのと同じ。
ほうきなど、長いもので振りながら追っ払うでしょう。しかしこれは豆まきとちがう。なぜなら、豆まきですから。
豆をぶつけて追っ払うですから。だったら、これはどうだろう。豆と同じ役割になる、石はどうだろう。
それを投げれば野良犬、野良猫にあたって、野良犬、野良猫は逃げるだろう。だが、それはかわいそう。
ふつう、ほうきを使うだろう。石はちょっとやりすぎる。もし石をぶつけたら、けがするかもしれない。
それなら別の例をあげよう。旧石器時代だ。マンモスの肉を食べるため、マンモスに石や槍を投げるだろう。
だがそれは豆まきじゃないような気がする。なぜなら追っ払うためではなく、食べるためですから。
豆まきはぴったりとした例がない。
鬼はまるで怪物、ライバル、おおかみのようだ。武器も持っているから怪物などとしか思えない。
各部屋に豆をまくのは、まるで各部屋におはらいをしているようだ。福をむかえることならそれしか思えない。
そういえば、あるところでは「福はぁ〜うちぃ〜、鬼も〜うちぃ〜。」と言っているところもあるし。
ピーナッツで豆まきしているところもあるし、そういう話を聞いたことがある。
去年、ぼくが鬼の役になったことがある。他に、学童で豆まきしたこともある。もちろん、今年もしたことがあるよ。
『鬼に金棒』が思い出す。これは「○○があるし、『鬼に金棒』だね」ということがある。
鬼のほうは「金棒があるし、『鬼に金棒』だぜ。」逆に、「こっちには豆があるし、『鬼に金棒』だな」ということである。
このことから、「豆まきとは、必ず大豆でやってはいけないということではなく、あるところでピーナッツをつかってもいい。
もちろんある地域のきまりがでていたら、『おにはぁ〜そとぉ〜、ふくはぁ〜うちぃ〜。』といってもよいのである」
ということがわかりました。節分の翌日は立春です。そのこともわかりました。
講評 miri
<構成(こうせい)>「書き出しの結び」をするために、たとえばこんなふうにしてみてはどうでしょう。書き出し:「おにはーそと、ふくはーうち」 結び:「おにはーそと、ふくはうち」ぼくは、いちだんと大きな声を出した。つまり、書き出しにつかったことばを結びにもつかうというわけです。
<題材(だいざい)>豆まきの日のこと、また、各地のいろいろな豆まきについても書きました。
<表現(ひょうげん)>まるで、のたとえがとてもぴったりに使えましたね。「おはらい」のほうはとくに、まさにそんな感じです。
<主題(しゅだい)>わかったことが入りました。作文を書くことをきかっけにテーマにそったいろいろなことを調べると、どんどん知識が増えていきますね。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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