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　　　山に残ったかすかな雪　　　カカカイザーギドラ

　ぼくは、日曜日に、箱根に行きました。その日に、ロープ—ウェイの駅らしきところで，雪を見つけました。でも、かっちん、こっちん、がっちん、ごっちん、でした。ふんでも、ぜんぜんわれませんでした。まるで、石をふんだかのように思いました。それは、望遠鏡の下にあった，ほんのすこしです。これを、おおきさであらわすと、だいたい野球ボールくらいの大きさぐらいになるでしょう。
　前に、お父さんが、
「ゆきは、ふりたてが、いちばんやわらかいんだよ。」
と、教えてくれたような気がします。
水族館に行く時，いけが、こおりついていて、まるで、ダイヤのように、光っていました。それにのりたいなと思いました。しかし、お母さんが，
「氷の上にのって，その氷がわれて，おぼれて死んだ人がいるから，絶対にのっちぁだめだよ。」
と、真剣そうな顔つきでいました。
でもぼくは泳げるからのりたいと，心の中でおもっていました。

　　　講評　　　miri