創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   正しい価値観   ミュウ

 人間には、それぞれ夢や欲望というものがある。私の中学校では、中学2年生を対象に、毎年「職場体験」という行事を実施している。しかも、今の中2の生徒は、大抵の人が将来の夢や職業について真剣に考えている。そのために、「仕事とは何か」ということを学習するのだ。実際には希望通りの職場には行けない可能性が高いのだが、皆それぞれに、何かを学んできたのだと思う。ところで、欲求とは時代によって変化するそうだ。仕事として思考すると、過去は農業の後継ぎが大抵の仕事だったが、現在では会社の社長や医者、政治家等、様々な職業に就いている。農家の後継ぎ不足のため、困り果てているというのにも関わらず、金銭の安定している第二次産業・第三次産業へと若者が流出しているのだ。しかし、欲望とは必要なのだろうか。自分自身や家族・親戚・友人のプラスになったりマイナスになったりしないのだろうか。
 確かに、欲求とは目標となる原動力となり、プラスになるという意見がある。私も将来は医者願望なのだが、それを一つの目標として生活している。未来にしたいこと、なりたいことがなければ、毎日をどのように生活していけば良いのか分からなくなりそうだ。それぐらい、到達点として夢を考えている。また、現代の日本の政治についても同様なことがいえる。小泉総理大臣は、郵政民営化を図っているが、これは政治が動き出す原動力の一つだろう。上手くいく・いかないは未だに分からないが、日本が変化するかもしれない、大きな力である。
 しかし、反対に欲求してはいけない、という意見もある。プレッシャーとなって自分に降りかかり、自分を追い込んでしまうからである。例えば、受験。国民の中には、受験というものを経験しない人々もいるだろうが、大よその人間は、少なくとも一度は経験するだろう。受験するためには、志望校を選択するのだが、誰もが都道府県や全国のトップ校を狙うだろう。受験勉強を開始し始めた時はプレッシャーなどないが、徐々に月日が経つにつれ、不安が襲ってくるはずだ。そんな時、「あそこを志望しなければ良かった。」等と後悔しないだろうか。結局、プレッシャー負けして大失敗、というパターンが出てしまうのだ。上へ上へと志願してしまうと、堕落してしまうのである。
 確かに、欲求する・しないは人それぞれかもしれない。しかし、「存在するものには、良いとか悪いとかを言う前に、すべてそれなりの理由がある。」という名言がある。この言葉のように、最も大切なことは、自分の中で、ものに対する価値観を身に付けることである。欲望と同様に、価値観も時代によって異なる。過去の日本は、幾度も幾度も戦争を行っていた。日本は、戦争をしたくてしたくて仕方がなかったそうである。だが、今現在は違う。戦争に対する価値観は変化し、戦争なんて以ての外、という国になったのだ。視点が「平和」へ移動したのである。もし、世界中の人々に正しい価値観が身に付けば、世界からは無駄な争いは消滅するかもしれない。<<総合化>>

   講評   nara


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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