国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   未来へ   うらね

 私は,ある日、縄文土器を見て日本の根源をつきとめたと思った。あまりにも異質なので、それまではだれもがこの国の伝統とは考えなかった。欧米のほうばかりに目を向け、すべての価値判断をあげて己を空しくしている現代日本。しかし、その欧米の文化自体が壁にぶつかって、存在感を絶望的に失いつつある。そのような風土よりも、この根源的な、ナマな生活感の中で、純粋な魂の共同体を作るほうが正しいのではないか。なぜ世界の政治、経済の中心地がそのまま文化・芸術のセンターでなければならないのか。それは卑しい。むしろ反対であるべきだ。魂に純粋にふれて新しく出発する筋。その上をひたすらに走って行くのか。また、その絶望的な因果の筋を矛盾に耐えながら生きるべきか。いずれにしても運命の二本の糸の上を異様なバランスをとりながら進んで行くつもりである。(要約)
 自分の信念を貫いていくべきだ。例えば、どこの部活に入部するか選択する時に、自分はサッカー部に入部したいのだが、入部する人が少なく、自分の親しい友人がみんな野球部に入るので自分もその部活に入ろうという考えは良くない。なぜなら、親しい友人と一緒に活動できるのは良いのだが、自分が特にやりたいことではないので怠けてしまうのだ。そうすると、実力が向上することができない。しかも、その部活に入ってからどんどん友人を作っていけば良いのだ。
 他人の考えを参考にすることも大切だ。昔話でいえば、桃太郎である。桃太郎は他の動物たちの持ち味を使っていき、そうすることでお互いに協力することができたので、鬼を退治することができたのである。もし、桃太郎が独裁的な性格で他人の考えを参考にするような人でなければみんな自分勝手になってしまい、鬼を退治できなかっただろう。
 確かに自分の信念を貫いていく方法と他人の考えを参考にする方法のどちらも大切だ。しかし、「知識がはしごを作ったのではなく、二階に上がりたいという熱意がはしごを作ったのだ。」と言う名言があるように、一番大切なのはその目的に対する熱意だ。目標を立てることにより、それらの方法が自然と絶妙なバランスで保たれていくことになる。そうすることで日本の未来があかるいものになるだろう。(総合化)

   講評   baba

 難しい長文をよく理解して、感想文を書きました。うまくまとまっています。

<第一段落>
 要約はじょうずにできています。筆者の言いたいことの核心をしっかり拾っていますね。

<第二段落>
 意見の一つ目。「自分の信念を貫いていくべきだ」。体験実例は身近な例を取りあげ、分かりやすく論述していますね。

<第三段落>
 意見の二つ目、「他人の考えを参考にすることも大切」。他人の意見を聞き入れない人は多いですね。逆に、自分の意見がなくて、周囲に振り回されている人も多いですね。
 昔話は桃太郎をじょうずに使いましたね。桃太郎はいろいろな解釈ができる昔話ですね。

<第四段落>
 二つの意見をうまくまとめました。名言が効果的に使われています。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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