国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   島に住む動物と大陸(感)   えしい

 ぼくは、『島に住む動物と大陸』を読みました。この話は、「島に住む動物と大陸に住む動物とでは、体の大きさが違う。
ゾウのような大形のものと比べると、島のものは大陸のものより、体が小さくなる傾向がある。島では大きいものは小さくなり、
小さいものは大きくなる。島に隔離された動物に見られる、このような体のサイズの変化の方向性が『島の法則』と呼ばれるものだ。
ゾウの巨大さは畏敬の念を引きおこすものだ。しかしゾウにしてみれば、大きいからみんなハッピー、というものでもなく、
できれば『ふつうの動物』にもどりたいのであろう。」という話です。
 上には上がいる。つまり、クラスで一番力持ちであっても、都道府県や国や世界では上には上がいるということです。
例えば、ボーリングにいつも来ている出来杉君は「ここのボーリングはここの地域で一番上手い人がいるんだよ。」
といっても、遠い県や北海道や国や世界で最も上手い人がいるかもしれないね。
また、休み時間、クラスでスネ夫が「このクラスで一番モテてるのは俺だね。このクラスで誰よりもバレンタインチョコを
もらっているね。かっかっかっ…」といっても上には上がいるからね。
あるいは、ジャイアンが「一番強いのはこの『俺様』だ!」といっても上にも上がいるということなので同じである。
また、「マッチョは俺だ!」「俺が一番強いのだ!」「あたしのほうがかわいいわ。」「ぼくが豪華な家だね。」
「ぼくだ!」「俺だよ!」「あたしよ!」「わたし!」「ぼく!」「俺様だぞ!」「あたい!」「おらだぞ!」といっても、
みんな同じです。このように一番上だと思っても、上には上がいるのです。
 『井の中の蛙、大海を知らず』というのがある。意味は「自分が一番強いと思っていても、
周辺にはもっと強い人がいる。」ということです。例えば、のび太が
「これは大発見かもしれない!昆虫の足は6本で、頭・胸・腹にわかれているぞ!」といっても、
「そんくらい知ってるさ!」「俺も知ってるぞ!」「あたしも。」と他の人は言って、
「なぁんだ、せっかくの大発見なのに『えぇ、そうなの!』『へぇ〜』とか一言もしゃべらないで、みんな知っていたのか。
とほほ、ぼくはあんなに一生懸命やったのに、『井の中の蛙、大海を知らず』か…。」とのび太はしょんぼり。
このように、もう知っているとかのように、上には上がいる。これにあったことわざが『井の中の蛙、大海を知らず』であることです。
 このことから、「島に住む動物と大陸に住む動物とでは、体の大きさが違う。ゾウのような大形のものと比べると、
島のものは大陸のものより、体が小さくなる傾向があったりする。また一番えらいと思っている人でも、上には上があるので、
そのひとは一番でないかもしれない。」ということがわかりました。

   講評   miri

<構成(こうせい)>要約がたいへんじょうずにできましたね。よく読み取れました。
<題材(だいざい)>こんなふうに、ドラえもんの中の話を使うとは、すばらしいですね。よく思いつきましたね。とてもじょうずです。感心しました。主張へのもっていきかたもうまいです。
<表現(ひょうげん)>ぴったりなことわざが使えました。話の流れの中にうまくのせています。
<主題(しゅだい)>わかったことがきちんと書けています。
 たいへんユニークで、かついいたいことがうまく表現できた作品です。よくできました。 
         

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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