創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   中間が良し   プーさん

 島では大きいものは小さくなり、小さいものは大きくなる。島に隔離された動物に見られる、このような体のサイズの変化の方向性が「島の法則」と呼ばれる。日本という島国では、エリートのスケールは小さくなり、逆に庶民のスケールは大きくなり、知的レベルはきわめて高い。獰猛な捕食者に比せられる様々な思想と戦い、きたえぬかれた大思想を、大陸の人々は生み出してきた。偉大なことをして尊敬したいしかしこれらの大思想は、人間が取り組んで幸福に感じる思考の範囲を、はるかにこえてしまっているのかもしれない。動物に無理のない体のサイズがあるように、思想も人類に似合いのサイズがあるのではないか。(構成・要約)
 だんだん小さくなるものとしてわたしは電卓を考えた。昔、電卓は冷蔵庫くらい大きかった。だんだん小さくなってテレビくらいになり、さらに小さくなってカードになった。もっと小さい腕時計よりも小さいものもある。腕時計より小さいと、指でボタンが押せないからシャーペンなどで押す。あんまり小さいと不便だなと思った。「過ぎたるは及ばざるがごとし」と言うように。(表現・ことわざの引用)(題材・聞いた話)
 だんだん大きくなるものについてお母さんに聞いてみた。すると「CO2(排出量)」という言葉が返ってきた。年々CO2が増えて地球の温暖化が進んでいるのが、世界的な問題になっている。なぜ、温暖化がいけないのかというと、北極や南極にある氷がとけて大洪水になってしまうからだ。CO2を減らすためにはどうしたら良いかというと、節電したり、暖房の温度を一度下げることどそうだ。世界的な問題のわりに、なんだか簡単なことだと思った。(題材・聞いた話)
 島の法則では、大きいものは小さく、小さいものは大きく、ちょうど良い大きさになっていくんだと分かった。(主題・分かったこと)

   講評   kako

 こんにちは、プーさん。
★第一段落:要約が上手にできましたね。ポイントをきちんとつかめていますよ。
★第二段落:ことわざを上手に使って書くことができましたね。電卓が冷蔵庫くらいの大きさだったというのは、何かで調べたのかな。それとも誰かに聞いたのかな。本当に冷蔵庫のように大きかったの? すごいですねえ! 今の電卓は手のひらサイズで使いやすくなっていますが、どうして小さくなってきたのだと思いますか。長文からつなげて考えたことを書いてみるとよいですね。
★第三段落:温暖化の問題は、プーさんが考えるように確かに小さなことを一人一人が気をつけなければいけないですね。温暖化は、人間社会における無理に対して生じた結果なのかもしれません。世界的な問題となる前に、無理を生じさせないように人間は先見の目を持って考えなければいけなかったのかもしれません。第二段落と同じように、この問題についても長文と関連を持たせて、これはどういうことなのだろうかと考えを書いてみるとよいと思います。少し難しいけれど、挑戦してみてくださいね。
★第四段落:「わかった」という言葉を使って書くことができましたね。電卓は大から小へ、使い勝手のよい大きさになりました。では、温暖化はどうでしょう。ちょうどよい大きさとなることができると思いますか。難しい問題ですが、ちょうどよい大きさというものが温暖化においてはどういう状態のことを指すのか、将来はどうなっていくと思うかなど、考えてわかったことを書いてみるといいと思いますよ。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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