低学年から学力の基礎を作る
幼長、小1、小2、小3の基礎学力をひとつの講座で学ぶ。
読書の習慣、国語算数の勉強、暗唱の学習、創造発表の練習をオンラインで。


昨日2569 今日804 合計3417
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   話し合い   聖羅

 全員一致になるまで話し合うことは大切だ。以前私のクラスで席替えをしようとしたとき、くじ引きにするか、学級委員と先生が決めるかでクラスの票がちょうど半分に割れてしまった。多数決をしても決まらない。そのとき私達はくじの長所と短所、クラスの代表が決める長所と短所を互いに出し合い、結局両方を組み込むことにした。
 しかし、多数決で物事を決めることも大切なことである。多数決で採決を取る方法は利点がたくさんある。一つ目は、多くの人の意見が反映されるということである。多数決は一番多い同じ考えの人たちの意見が通るため、大体の人の意見が反映される。二つ目は、物事が早く進むということである。良いか悪いかを決めるとき、一刻を争うということがあるときは多数決はとても便利である。私の学校では各クラスの学級委員四人が集まり、合計六十人で自治委員会というものを週に一回開く。そこは毎週様々な委員会や生徒会からの議題や法案を議論し、可決か不可欠かを決める場である。私は一回学級委員になったことがあり、自治委員会に参加した。委員会が始まる五日ほど前に議題を各団体から、自治委員会の司会者である議長団が回収し、その議題を集会で発表する。そして学級委員はそれについて終礼の時間にクラスとしての意見を生徒に聞き、委員会時に発言する。クラスごとの意見を述べたあと質問や意見が出され、最後に多数決で決まる。多数決で決めることによってより多くの意見が組み込まれることになる。昔話に、王様をほしがったカエルという話がある。王様がほしいカエルたちは、神様に王様が欲しいと頼んだ。神様は丸太を池に落としてやった。カエルたちは、動かない王様では満足せずに、別の王様をほしがった。そこで神様は王様としてウナギを贈った。カエルたちは、ウナギでも満足せずに、別の王様をほしがった。神様は怒って、サギを贈った。サギはカエルを食べてしまったので、もう文句を言うものは一匹もいなくなった。全員一致で物事をどんどん進めてしまったからみんな食べられてしまったわけで、誰か一匹でも不平不満を言うことはやめようと言えば助かったかもしれないのだ。
 確かに、多数決にも全員一致まで話し合うこともどちらにも良さがある。しかし、、「議会の目的は、議論を殴り合いの代用品にすることである。」という名言もあるように一番大切なのは話し合いの過程である。

   講評   takeko


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)