国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   節分という行事   さぼてん

  「パラッパラッパラッパラッ・・・」
私はこの素晴らしい行事を、これからもやり続けたいと思った。二月三日、節分。今日は学校で豆まきをした。金曜日の六時間目に、やっと一週間の終わりだあというときに、イベントとして先生がこの豆まきをやろうと言ったのだ。いつもはそんなことを言わない先生なので、私は正直驚いた。司会進行は、「豆まき実行委員」というものをつくりその人たちに計画などの細かい作業を全て任せた。そして、今日。「豆まき実行委員」が豆を一人あたり二十五粒ずつ配ろうとした。私達は、長い間食べ物を待っていた小鳥みたいに
「食べたいー!!」
だとか
「おそー!」
とか、小鳥にしては可愛くない文句を吐き捨てている子もいた。私ももちろん叫んでいた。「豆まき実行委員」は、たったの二人なのだ。それなのに、この長い長い四十五分間まあるく収まるとは全く思わなかった。<書き出しの結び>
 「では!机を!後ろに下げてください!!」
全てに!がつくような口調で「豆まき実行委員」が言った。みんながざわざわしながら机を後ろに下げた。下げ終わるともっとざわざわした。人間自分より大きな音が出ると、それ以上の大きな声を出したくなるのだ。
「席の順番で!並んでください!」
ざわざわしている中で、「豆まき実行委員」は必死に頑張っている。でもみんなは豆をまくことと主に豆を食べる事しか頭に入っていなかったので、「豆まき実行委員」の話なんか、耳から耳へ突き抜けるようにさっぱり聞いていなかった。一瞬並ぼうとして、また喋り出す。そんな状態が繰り返されていた。やっとの思いで並び終えると。「豆まき実行委員」がせかせかと鬼の口の部分が袋になった鬼の絵を黒板に張っていった。私達がざわついている間に張ればよかったのに・・・。またみんなざわついた。
「豆まき実行委員」はその鬼の絵に二十五粒の豆を投げつけるようにと指示をした。
「豆ー食べれないのー?」
と誰かが言ったが感心したところ、「豆まき実行委員」は無視して進行を続けた。何しろ私はさっさと豆まきがしたかった。だから無視したのが感心だ。
「パラッパアラッ・・・カンっ!!」
誰かが豆を黒板に当てた音で勝手に豆まきが本格的に始まった。本当は二十五粒全て投げろとのことだったが、みんな無視して食べていた。私は二十二粒投げて、後の三粒を食べた。だから「パラッパラッ」という音と、「バリバリ・・・」という音がした。そんなこんなで完璧には上手くいかなかった。
 私は、小さいころある神社で、高いところから着物なんかをきた人たちが、豆やらお菓子やら、みかんやらを投げてその下にいる人だかりがまるであり地獄のように吸い取っていく<たとえ>行事に行った事がある。もちろん小さいんだから他の大人に負けて全く物は取れなかったけれど、人に押しつぶされていたけれど、とても楽しい思い出となった。そして、その節分の行事に鬼は参加していない。でも立派な節分の行事なのだ。だから、「大豆を鬼に投げつける」ということだけが、節分の行事ではないのだ。また地方によっては大豆ではなく、なんと!落花生を投げるところもあるのだ!所変われば品変わる。というが、こりゃすごい。なぜなら落花生は、大豆に比べれば大分痛いだろう。この地方に生まれたら、節分の「つまみ食い」ができない!<前の話・聞いた話>
 先生が、豆まきが終わってから言っていたのだが、節分とは、昔の正月で旧正月というそうだ。そして、つぎの日に「立春」が来ていたのだそうだ。三賀日に特別な日があるなんて大変なことだ!と思った。だから一年の計は元旦にありといって鬼を払うのだそうだ。<ことわざの引用>
 節分には鰯を刺すとかヒイラギを飾るとか、いろいろな行事がある。もちろん豆まきも節分の行事の一つだ。これは、日本の昔からも伝統であり、文化であり、歴史でもある。それを今私達が受け継ぐように行事を行っている。これからもこの節分は続くだろうか?私は続くと思う。なぜなら、この節分が素晴らしい行事だと、私にですら、わかったのだから。

   講評   yama

 こんにちは。いい清書ができました!
 細部を変更してより具体的になったことで、作文としての完成度が大幅にアップしたね!テンポの良い文章で、すごくかっこよく書けていました。

 来週は進級試験!合格目指して一緒にがんばりましょう!

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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