国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   狂気の熱意   すいーとぽてと

 我々には、少々気違いめいたところがあり、うっかりしていると本物になる。このことを自分に言い聞かせていないと、えらい「狂気」に取り付かれてしまう。人間と言うものは「狂気」なしには居られぬものであるのだ。人間はだんだんと興奮してゆき、ついには、精神も肉体もある歪み方を示すようになる。そのとき「狂気」が現れるのだ。静かにしている状態を、平和とか安静とか正気とか呼んで、一応好ましいものとしているが、これが少し長く続くと、これに飽きて憂鬱になったり倦怠を催したりする。そして、再び次の「狂気」を求めるようになるものなのだ。この勝手な営みが、恐らく人間の生活の実態だ。私達には「狂気」と呼ばれるものが必要だ。
 第一の理由は、「狂気」という熱意がなければ、何かを成し遂げることはできないからだ。私は、演劇部に入っている。演劇部は、部の中でも厳しい方だと良く聞く。そんな演劇部で、「注意ミーティング」を良く受ける。内容は、「挨拶がきちんとなっていない。」ということや、「緊張感を持って部活動をしていない。」等だ。
「こういうことは、本当に基本的なことだから、絶対にできていないといけないからね。」
と何度もいわれた。しかし、この間のミーティングでも挨拶の声がまだ小さいと言われた。今回は、先輩もあきれた様子だった。「注意ミーティング」が終わり、一年生だけでの話し合いが行われた。いつもは話がそれて楽しい話へと向かう。しかし、その日は皆、まるで病人になってしまったかのように静かだった。やっと話し合いが終わると、気持ちを切り替えて、「三年生の先輩を送る会」の練習を始めた。次の日から、私達は挨拶の声が少しずつ大きくなっていったと思う。それは皆が、先輩のあきれた姿を絶対に見たくないと思う気持ちから生まれたものだと思う。これからも、この熱意を忘れずに、注意された点を直していきたいと思う。
 第二の理由は、私達は平凡で、単調な生活をしていると、飽きてしまうからだ。「10代女性のストレス解消法」のデータを見ると、一位のカラオケは16.4パーセントで、二位は食べることの7.4パーセント、三位は長電話で5.6パーセントだ。また、「40代男性のストレス解消法」には、飲酒が8.1パーセントで一位に入っている。カラオケは、歌に熱中して、普段と違う自分を作ることができる為。飲酒をするとよっぱらって、こちらも普段と違う自分でいられる為に一位なのだと思う。上位に上がっているものは、全てこの理由だと思う。「狂気」を求めることによって、ストレスが解消されるのだろう。だから、たまには「狂気」も必要なのだと思う。
 確かに、私達には冷静に判断する時間も大切だ。しかし、「行動するためには、多くのことに無知でなければならない。」という名言があるように、目標を達成する為には、「狂気」も必要になるのだ。これからは、「狂気」と呼べるような熱意を持ち、集中力つけていきたいと思う。

   講評   kira


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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