創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   狂気になること   グレープフルーツ

我々の心のなかには、身体のなかにある様々な傾向のものが、常にうようよ動いていて、我々が何か行動を起こす場合には、そのうようよ動いているものが、あたかも磁気にかかった鉄粉のように一定の方向を向く。そのまま進みつづけると、だんだんと人間は興奮してゆき、ついに人間は狂気になる。狂気になる、ということは、無我夢中になってしまう、ということと同じである。人間は、いったん物事に狂気になると、その方向から違う方向へ向こうとしない。しかし奇妙なことに、人間の生活は狂気なしには展開しない。なぜなら、狂気とともに行動を起こさなければ毎日平凡になってしまうからだ。だから、人間というものは「狂気」なしには居られないものなのだ。その理由は二つある。
最初に挙げられる理由は、狂気や夢中になれることで、どんどん前に進むことができるからである。狂気になっているとき、人間はその方向一直線なので、いい意味で言えば、どんどん前進できる、ということになる。例えば、よくある話で、いつもは真面目にやらない勉強だが、もし親に「テストで100点満点を取ったら○○を買ってあげる」と言われたら少しはやる気になる。この場合の「やる気」は、「狂気」である。そして、勉強が面倒くさくなっても、その○○を買ってもらえることを想像すれば、すぐさまやる気になるのだ。このように、狂気は人間を夢中にさせる。
最初に挙げられる理由は、さきほど言ったように、いつもいつも普通で平凡だと、つまらないし、飽きてしまうからだ。人生に飽きてしまうことはよくない。なぜなら自分の中でノイローゼになってしまうからだ。例えば、毎晩同じご飯を食べ続けたら、人間誰でも飽きが来る。疲れて家に帰り、毎晩同じ物を食べていたら、さぞかし憂鬱だろう。いくら毎晩焼肉を食べれたとしても、いつかは飽きてしまう。しかし、ある日晩御飯に違うメニューが出されたら、新しい気持ちになるし、何せ嫌いになってしまった晩御飯から開放される。その時の人間の状態を狂気と呼ぶべきだろう。毎日同じ服を着続けたら、気にしなかったとしてもいつかは飽きが来てしまう。そしてやがては刺激の無い毎日になってしまう。だから、人間の毎日には狂気が必要なのだ。コニカが1996年に十代女性のストレス解消法について行った調査では、1位がカラオケ(16.4%)や、三位が長電話(5.6%)などと、勉強に追われる十代の毎日の中でも遊び関係のものが目立つ。それは、私が思うには、十代の女性は、ストレスが溜まっている時、勉強に飽きているので、遊びという逃げ道によって狂気になれるからだろう。私はそれに関して別に悪いことだとは思わない。たまには刺激も必要になってくると思う。
確かに、いつも夢中でいるばかりではなく、冷静に判断することも大切だ。しかし「多すぎる休息は、少なすぎる休息と同じように疲れさせる」という名言もあるように、いつも冷静と反省になって過ごしていては、人間は飽きてしまう。時間を有意に過ごす為にも、人間には狂気になることが必要なのだ。

   講評   takeko

要約から始まって、うまくまとまりました!第2段落「狂気や夢中になれることで、どんどん前に進むことができる」いいですね。第3段落書き出しは「次にあげられる理由は」の書き間違いですね。「人生に飽きてしまうことはよくない」これはいい文です。「狂気」は「刺激」ととらえる新しい見方も入っています。データ実例もうまく入りました。第4段落名言黄色いチューリップの絵が入るはずなので、課題の言葉を入れ間違いましたね。でも書き込みがあるということで、おまけのOKにしておきます。「時間を有意に過ごす為にも、人間には狂気になることが必要なのだ」これもとてもいいまとめの文となりました。

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