創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   おいしいおいしいカレー   ブラックベーダ

 「うめ〜」
と、私は母の作ったカレーを食べていた。もうおいしくてたまらなかった。中辛と辛口を混ぜてリンゴを入れたおいしいカレーだ。私は料理苦手なので母の料理みたいには作れないなと考えながら食べていた。
 ある日カレーを作ることになった。だが私には自信はなかった。なぜなら私は学校の調理実習の時にはいつも人任せで経験が全くなかったからだ。だが少しだけ希望があった。なぜなら今回は家で作るので母と一緒にやるからだ。
 夜にカレーを作るときになぜか緊張した。最初に母と私が野菜を切った。野菜はニンジン、タマネギ、ジャガイモを切った。ニンジンは乱切りでタマネギは細切りにしジャガイモは一口大に切った。そしてフライパンで切った野菜を炒めた。ジャガイモはニンジンとためネギが良くなってから入れた。私がフライパンで野菜を炒めているときはフライパンがすごく重く感じた。野菜が入っているとこんなに重くなるんだなと思った。そう感じているとき母が得体の知れない物を入れてきた。
「これ何?」
と、聞いたら
「ブナピー」
と答えてくれた。私はこんな物入れていいのかなと思った。その後に肉を炒めた肉はひき肉を使った。ひき肉は豚と牛を混ぜた肉のことだ。
 野菜と肉が炒め終わった後に水を入れてジャガイモとブナピーいがいの野菜と肉を、柔らかくなるまで、二十分くらいにた。すると母が冷蔵庫を開けてなにかさがしていたので「何だろう?」と思っていたら葉っぱを取り出してきた。
「なにこれ?」
と聞いたら母は、
「ローリエ。」
と、答えてくれた。だが私は何のことか分からず
「ローリエってなに?」
と、聞いたら母は
「月桂樹の葉っぱのこと。」
と教えてくれた。すると私は
「あ〜〜」
と思わず口に出してしまった。私はローリエが月桂樹の葉っぱのことだとは知らなかったけれど私は月桂樹の葉っぱの事は知っていたからだ。前に聞いた話だが月桂樹は食べられないがいいにおいがすると聞いたことがある。月桂樹の葉を入れてから、ジャガイモとブナピーを入れて三十分ほどゆでて待ち、私は肩の荷が下りたように疲れた。
 三十分経ってからルウを入れ十分ほど煮込んだルウには中辛と辛口を半分ずつ入れた。ルウの種類はこくまろカレースペシャルだった。いつも私の家ではこくまろカレーを使っていると思った。
 十分経ってから開けると良い香りがした。すると母がリンゴをすり下ろしてから中に入れた。するとますますおいしく思えた。
そして晩御飯の時間になり私は楽しみだった。そしてバクバクと食べた。母は、
「おいしい。」
と言ってくれ兄も
「おいしい。」
と言ってくれた。私ももちろんおいしかった。だがその時父がいなかったので父においしいとは言ってもらえなくて残念だった。だがまるで舌がとろけるようなおいしいカレーができて良かった。
カレーを作って「骨折り損のくたびれもうけ」にならなくて良かった。こんな料理が下手な私でもこんなおいしいカレーを作れたのでカレーはだれが作ってもおいしいと分かった。またおいしくてたまらない(書き出しの結び)かれーを作りたい。

   講評   nara

 日本人がよく口にする家庭料理の代表格がカレーだ。つまり、家庭の数だけカレーの種類があるということだろうね。もちろん、たいていのうちが「ジャガイモにんじんたまねぎに肉、にこんだらカレールウ」という基本があるけれど、そこに「うちだけの味付け」がある。「お母さんのカレーはおいしいな。」と思うのは、「うちだけの何か」があるからだね。カレールウの箱の裏側に、作り方が書いてあるけれど、そこに書いてないことをいろいろやったのではないかな?
 家でも学校の調理実習でもあまりやらない料理にチャレンジ! 緊張が大きかった分、味のよさも家族からほめられたことも、すごくうれしく感じられたことだろうな。今回の作文は、カレーを作るということについて、細かく順を追って説明したこと。一つのことを掘り下げて書くことで、読み応えが出てくるね。「ブナピー」「月桂樹」「すりおろしりんご」と、秘密アイテムが登場するかのように、ブラックベーダ君のカレーがレベルアップしていくのがよくわかる。カレールウの中からと辛口を半々使うというのも裏ワザみたいだね。
 野菜を入れたフライパンが重いということと、夕飯のカレー作りが気持ちの重荷になっているということが、うまく重なっている。実際に手に持って感じた重さと、気持ちの部分の負担とが、緊張しながらカレーを作っていることをよく示しているね。今は、市販のカレールウが充実しているので、まとめにあるように、だれが作っても大失敗ということにはならない。逆に、だからこそ、それぞれの家庭の味を加えることができるのだね。
 細かいところだけれど「ひき肉は豚と牛を混ぜた肉のことだ。」という文はわかりにくい。
 ★ ひき肉は豚と牛を混ぜた肉だった。
 ★ 合いびき肉とは豚と牛のひき肉を混ぜた肉のことだ。
のいずれかだね。「ひき肉」には鶏・豚・牛といろいろな肉があるでしょ。
 進級テストは合格。ブラックベーダ君の場合は、期限内に提出できれば、合格は心配ないと思っていたよ。

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