国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   春を見つけた   隊長

やっと春がやって来た。
二月の、始めまだまだ寒い日が続いていた。
学校の体育の時等は、寒くて寒くて、ジャージを着ていないと、風邪をひきそうになった。
また、授業中でも、ストーブをつけていないと、これまた寒いし、部活も、ウインドブレイカーを着ていないと、またまた寒い。
しかし、この寒さが、この頃和らいできた事が、わかった。
なぜなら、まず一つ目に、気温が上がってきた事だ。例えば、部活で、少ししか練習していないのに、すぐにウインドブレイカーを脱いだり、授業中にストーブをつけていたら、暑く感じたりしたからだ。
次に二つ目、だんだん日が高くなってきて、部活をやる時間が長くなってきた事が二つ目に上げられる。
三つ目は、道端にタンポポが咲いていたり、学校内に、ツクシが生えていたりしたことが上げられる。
四つ目は、窓辺にいるとポカポカして寝そうになったり、頭がボーとなったりした。まるで、宙に浮いているかのように、体が軽くなった。
ここで、一つ一つの体験談を、語ります。
一つ目は、ある日の部活、普通に部活の活動に、ウインドブレイカーを着て、練習をしていたら妙に暑い。
友達も、ウインドブレイカーを脱ぎ始めていた。
そういえば、授業中も、とても暖かかったという事を思いだし、そろそろ春が近いという兆しを見つけた。
二つ目、学校の放送で、
「今日から完全下校が伸びます」
という放送がはいり、「日が高くなってきたんだなー」と、思った。「もうすぐ春だなー」と、思った。
三つ目は登校途中、今日はゆっくり行ける日だった。ふと、下に目をやったら、タンポポが咲きそうだった。「もうすぐ、綺麗に咲くだろう」と、思いながら、傍を通りすぎた。学校でも、校庭で、ツクシを見つけた。
四つ目は、窓辺に行って、窓際に寄りかかったら、急に頭がクラッとなった。ハッ、と気づいたら、別世界に飛びそうになった。「窓辺の方は、暖かくなってきたな」と思った。
これで体験談は全て終わりました。
まだまだ寒いと思うこの冬、しかし周りをよく見ると、春の兆しがたくさん見つかった。
今にも春の足音が聞こえてきそうな、感じだった。
やっと春がやって来た。

   講評   kan

 こんにちは、隊長。ここ数日、急に春めいてきました。昨日はとても暖かでしたしね。町を行きかう人々の服装も春らしい色が目に付くようになってきました。
 隊長の感じた春の兆しを四つ挙げてくれましたね。どれも「そうそう、そうだよね! 」と納得できるものばかりです。四つ目は特に隊長らしい観点でよいですね。
 今回は、まず四つの春の兆しを書き出し、その後それぞれの具体的な話という展開ですが、たとえばこんなふうにしてみるのはいかがでしょうか? 
★第一段落 登校中にタンポポを、校庭でツクシを見つけた。
★第二段落 そういえば日が長くなった。完全下校の時間も伸びたのだ。
★第三段落 少し前までは寒かった。体育や部活の時間も上着をはおらないと寒かった。
★第四段落 窓辺で春の暖かさを実感した。別世界に飛んでいきそうな気持ちよさ。春はとても心地いい季節だと思う。

 隊長はすばらしい表現力と物事を見る目の鋭さを持っています。作文を書くときには、きちんと構成を考えていくとその長所も十分に生かすことができますよ。今後は構成を頭に入れて書いていきましょう。
 それから、一部敬体になってしまったところがありますね。常体で統一するように心がけましょう。
 次週は感想文を書きましょう。長文を読んで準備しておいてくださいね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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