国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   遊ぶ事と勉強する事   うくほ

学童のあそびには多くの想像力や抽象思考力がはいってくるからきわめて多彩なものになる。すでに三歳ごろからみとめられたことではあるが、低学年ではとくに「何なにごっこ」がさかんになる。たとえば小学校一年の男の子二人は学校から帰ると必ずどちらかの家に行って、庭に大きなみかん箱をひきずり出し、めいめい一つの箱にはいって、自分たちはこの舟の船長なんだぞ、と言い合い、荒れる海を航海するつもりになってさかんに体をゆすり、箱をガタガ夕させるあそびを「発明」した。これがよほど気に入ったらしく、かなりの間、同じあそびを、いろいろと変化を加えながらくりかえしていた。七、八歳ぐらいまでの子はあきずに同じ「ごっこ遊び」をくりかえす。しかもその度に本気でだれか他の人物になったつもりになり、たとえば右の場合ならそのたびに勇猛心や冒険心がこころに湧きあがるらしい。箱がひっくりかえって少々のけがをしたところで、それはあそびをいっそうおもしろくするばかりである。(要約)
私は、子供時代の遊びから得るものは多いと思う。例えば、私はバトン部に入っているのだが、この前、部活のメンバーでドッジボールをやった。何故ドッジボールをやったのかというと、この日、久々に部室の掃除をして、終わった後に、中一のOさんとKさんが、部室においてあったやわらかいソフトバレーボールで遊んでいた。それを見た、ドッジボール大好きな、中二のOさんが、「ドッジボールやろう!!チームワークを良くするためにもね!」と言い始めたのがキッカケだった。もちろん皆大賛成。ちなみに、私もドッジボールは大好きなのだ。そして、先生には秘密で(笑)こうして、「第一回 バトン部 親睦ドッジボール大会」が始まったのだった。今回の参加者は中一(五人)と中二(四人)だ。この九人で、中一と中二の混合のチームを作って、試合をしていた。が、試合の途中で先生に見つかってしまった。その時、「あーあ、もう終わりかぁ…。」と思った。が、意外な事に、「ドッジボールか!いいね!先生も入れてよ!」という感じで、先生も入ってきて、かなり楽しかった。私は、このドッジボール大会を終えて、かなりチームワークが良くなったと思った。また機会があったらやりたいなぁ…。だから私は、子供時代の遊びから得るものは多いと思う。
しかし、勉強など、自分で強制的にやらなければ身につかないものもある。例えば、昔話の桃太郎も、遊んでばかりいたのではなく、おじいさん、おばあさんから読み書きそろばんの教育を受けたからこそ犬、猿、キジを統率して鬼退治をすることができたのだ。だから私は、勉強など、自分で強制的にやらなければ身につかないものもあると思う。
確かに、子供時代には、遊ぶことも、勉強する事も、どちらも大切だ。でも、「子供は大人を小さくしたものではなく、それ独自の価値を持っている。」という名言もあるように、一番大事なのは、子供時代にしかできないことをたっぷりとしておくことである。

   講評   kira

 詩織ちゃん、こんにちは。文字数にチャレンジできたね。頑張りました。
 久しぶりに子ども(中学生は乙女だから)にかえって、無心にドッジボールをしたんだね。自分たちの発案で始めたから、より「親睦」になったようです。主体性があったからですね。遊びは人と人を近くする。無邪気にさせるものなんだね。
 自分たちでルールをつくりそれを運用していくというのは、本や授業では身につかないよね。
 しかし遊んでばかりでは限界がきます。むしろ私達の探究心が勉強に走らせるのかもしれないよね。本来の姿はそうでしょう。自分に厳しく課題を強いてそれをクリアするかたちで学ぶ必要もある桃太郎の頼もしい統率力はおじいさんおばあさんのスパルタ教育(古いかなあ)で身についたものなのですね。
 総合化は「子供時代にしかできないことをたっぷりとしておくこと」に求めました。教育問題も「ゆとり」でいくのか「学力重視」でいくのか、また議論されていますね。おそらくはそのバランスこそが重要なことだからではないでしょうか。子供時代にはたっぷり遊ぶということは、外せない第一歩ですね。
   

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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