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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   一石二鳥の努力   サボテン

 「今度は良い点とってやる!!」
私が最近一番がんばったことは、勉強だ。2月の末に、学期末テストがあったからだ。今までのテストで、全くテスト勉強をしなかったと言う訳ではないが、特に今回のテストは力を入れて勉強した。それは、3つの理由からなる。まず一つ目は、学期末テストだからだ。学期末テストという響きで、なんとなく点数が良くないといけない!と思ったのだ。次に二つ目は、各教科の先生が、今までよりももっと難しい問題にすると言ったからだ。そして三つ目は、塾の先生(通称…夫人)に、同じ学校の人と比べられるからだ。他の学校の人は、人数が多いため比べられないのだが、私の学校は4人と塾に通っている人が少ないため、すぐ夫人に、
「○○さん。全員呼んでらっしゃい。」
と呼び出しされるのである。(書き出しの工夫)
 また他の3人というのがある意味すごい。ボケ・つっこみを一人でして、いつもニコニコの『しゅうちゃん』。気が強くて少し頑固、でも元気いっぱいの『まお』。お調子者だけど、どうしても憎めない『ひさ』。もしかすると、上の3つの理由なんかではなくて、3人に勝ちたいという理由なのかもしれない。実際のところ、合計点では今までひさとまおには負けたことがない。しかし、しゅうちゃんには何回か勝っただけで、後は全部しゅうちゃんの方が上だ。そして今回のテスト、また夫人に呼び出された。まるで、悪いことをして校長室に行く生徒みたいだ。私は、そんな経験をしたことが無いが、その生徒の気持ちが少しだけ分かったような気がする(笑)。夫人は、いつもならトコトン全部聞くのに、時間が無かったらしく、合計点しか聞かなかった。私は、心の中で時間が無いのなら聞かなくて良いのにと、ずっと考えていた。———「463」「448」「399」「450」———なんと1番だった!!(体験実例・たとえ・ユーモア表現)
 私のお母さんも塾の先生も学校の先生も、
「毎日勉強しなさい。」
と、みんな同じことを言う。テスト前には、この言葉は、耳にたこができるくらい聞いた。いつもなら、
「はい、はい、分かった。」
とかなんとか言って、ごまかす。でも、今回はやってやろうと思った。私の何かがそうさせたんだと思う。まずは、家に帰ったら塾に直行する。そして、10時まで勉強する。これを1週間続けた。その間は、徹底的に問題集を解いて、ノート・教科書・ファイル・ワークブックを暗記した。今までのテスト勉強とは比べ物にならないくらいだ。そして新しい鉛筆でのテスト。やっぱり、勉強したかいがあった。まわりのみんなが、
「勉強したら、勉強しただけ、その成果が出る。」
と言っていた意味がやっと分かった気がする。(前の話聞いた話)
 私は、テスト勉強をがんばってした。しているときは、面倒でやめたいと思った。でも、テスト後は終わった!!という達成感があった。だから、人間にとって、勉強に限らずスポーツでもなんでも、努力するとは大変だと思う。しかし、努力しないと何一つとして残らない。しかし、努力(勉強)すれば、頭も良くなって自分のためになり、やったーという良い気持ちになり、一石二鳥だ。だから、私は明日からまた「やってやろう!!」と思う。続くかは分からないけれど(笑)(ことわざの引用・一般化の主題・書き出しの結び)

   講評   kamono

 がんばったこと、何かに精一杯打ち込んだことを書こうとすると、ちょっと、深刻な感じが出てくる場合がありますが、いつものように、ユーモアの感じをにじませて書けているところが、とてもいいです。これは、うみみさんのとてもよいところ(個性)で、これからもこの調子でどうぞ、やってください。書き出しから、そのあとへ続けて、快調に書けています。通称、夫人や友だち3人のこと、うまいですね。生き生きと書けています。そうさせた中身、<家に帰ったら塾に直行する。そして、10時まで勉強……>以下の3、4行が具体的に書けていて、とてもいいですね。がんばったことが、目に浮かんできます。これです。福は内もそうでしたが、この書き方を、しっかり覚えておいてください。これぞ、体験実例と言うやつです。努力すれば……以下、一石二鳥だ、の結びまで、しっかり書けました。いい文章が書けたなあと思います。感心しました。
 

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