国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   狂気   ラブリー

 人間として自覚を持った人間、すなわち、人間はとかく「天使になろうとして豚になる」存在である。恐らく「狂気」とは、自覚をもたない人間、あるいはこの自覚を忘れた人間の精神状態のことかもしれない。天才とは、「狂気」が持続しない狂人かもしれないし、狂人とは「狂気」が持続している天才かもしれない。人間はこのうようよした様々なものが静かにしている状態を、平和とか安静とか正気とか呼んでいる。我々は「狂気」なくしては生活できぬ存在であることを悟るべき。(要約)
 狂気は私達が行動を起こしてそれに必死になると生まれるものである。必死になっていると自然に狂気が出るものだと私は思う。
 私は、人間が生活するうえで狂気は必要なものであると思う。
 第一の理由に、狂気のような集中力がなければ何かを達成することはできないからだ。
 私は、部活で試合前になるとかなり必死になって練習する。中一の人数が多いため、スタメンになったりベンチ入りするためにはかなり努力をしなければ入れないのだ。試合前はコーチや先生がよく見てくれる時なので目をつけてもらうために本当に必死になる。まさに狂気が出るのだと思う。このおかげで、この前試合に出ることができた。ここぞというときには、狂気が出るのだと思う。部活だけではなく、何かを達成したくて必死になれば狂気は自然と出てくるのだろう。そのような必死になれるものを見つけるのも大事だと思う。
 第二の理由に、常に正気を保っているのでは、つまらないからだ。
 『40代女性のストレス解消法』というデータによると、1位は買い物だ。仕事をしている人や主婦もいつも同じように仕事をしているだけではきっとあきるし、つまらないだろう。三食ずっと同じ物を食べていてあきることと同じことだと思う。仕事をしている人も主婦の人もしょっちゅう欲しいものを買いに行く時間はないだろう。それに、毎日のように自分の好きなことをしていたらその好きなこともだんだんあきてくるだろう。私達も普段は学校へ行ったり部活をしたりしていて友達と遊んだりすることは滅多にないが、休みの日にたまに友達と遊びに行くとそれまでがとても楽しみだったりその当日も思いっきり楽しめると思う。それは普段やらないことだからこそ感じることができるのだ。時々好きなことをしたりすることがその人にとっての最大の楽しみなのだと思う。
 確かに、常に正気を保って生活することも大事だと思う。しかし、『行動するためには、多くのことに無知でなければならない』という名言があるように、何かを成し遂げるには狂気も必要だと思う。しかし、狂気も冷静がなければ無駄なものになる。狂気ばかりで冷静さがなければ失敗する可能性がある。試合のときでも、勝とうと必死になっても必死になりすぎてファールをしたりしてしまうかもしれない。狂気は必要だが、その時には冷静になることも忘れないようにしたい。

   講評   miri

<第1段落>まずは、まにあってよかったです。よくがんばりましたね。要約に続き、意見もうまく入れることができました。
<第2段落>「狂気」という言葉のイメージがあまりよくないのですが、言い換えれば、ふだんより高い集中力や、土壇場に発揮する馬鹿力、その他、極端なまでの執着心と言えるでしょう。目的に向かって狂気が出る例を如実に示すことができました。
<第3段落>そうですね。人間は変化という刺激によって、大いに触発されたり、リフレッシュされる生き物です。これにもデータをはじめ、よい例が入りました。
<第4段落>何事も中庸が大事、という結びですね。うまくいきましたね。
 よくがんばりました。おめでとう! 

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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