創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   厳密な言葉   ポテチ

 科学は記述から始まる。現象をコトバで記述する。ある現象とあるコトバが厳密に一対一に対応しているならば、誰が現象を記述しても同じ記述になるはずだ。私は、言葉を厳密に使うことは大切だと思う。
 その理由の一つに言葉の使い方を間違えるだけで誤解を招き、人の心まで傷つけてしまうからだ。中学生という思春期になって、改めて人間の心はデリケートだと思う時が多くなった。友達の一言が気になり、夜も眠れない日など多くある。逆に、何気なく言った言葉が友達を悩ませた時もあった。今思うとくだらないことだが、悩んでいる時は真剣だった。また、言いたいことがいまいち伝わらないこともある。これらは全てのいっていいほど、いいかたの問題だった。物事をあやふやにしていったために自分の思っていたこととは違うように相手が取ってしまったのだ。言葉は便利なものだが、その裏で使い方を少し間違えただけで人の心を変えてしまうということをわすれてはいけないと思う。
 また、もう一つの理由に言葉を厳密に使えば誰にでも分かりやすく伝わることができる からだ。データによると、携帯電話の加入台数は2002年12月末で73.514.100台となっていて、言葉だけがたよりの場が増えている。携帯電話でのコミュニケーションは、相手の表情がわからない。同じ言葉でも相手がどのような気持ちでいっているのかがわからないのだ。これだけ不安定なコミュニケーションの中では普段よりさらに厳密な言葉が必要になってくると思う。ただでさえ厳密に言うべき言葉だが、携帯電話という複雑なものが普及していることにより、より厳密にいうことが必要になっている。
確かに「お茶を濁す」ということわざのようにものごとをあやふやにしていったほうがいい場合もある。学校の中でも友達に自分の思ったことをそのままいったら、きつい人だと思われるだけだ。しかし、「弱い人は率直ではありえない」という名言のように、弱い言葉は率直ではない。逆をいえば率直な言葉こそ強く、厳密な言葉なのだ。言葉一つ一つが大切となっている今、より多くの厳密な言葉が必要になっていると思う。

   講評   inoro


 こんにちは、愛美ちゃん。清書は、「厳密な言葉」にしたのですね。大変良くできました。作文をきちんと書く、愛美ちゃんの姿勢は、本当に素敵です。先生もがんばります!  
 3月は卒業式などもありますね。良い出発の季節。先輩達を送り出して、気持ち新たに、中学2年生になっていこうね! 

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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