創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   私にとって「初めてという」言葉と「初めて」の料理とは・・・。   ★07★

みなさんは、いつ、何の食べ物を初めてつくりましたか?「初めて」という言葉は、とても思い出に残りませんでしたか?私は、たくさんの思い出があります。きっと、その思い出、世界中に起きたことは、「初めて」という言葉から始まったのでしょう。私のその「初めて」という言葉を料理で使って作ったのは、私のお弁当です。いまから、なぜ、いつお弁当を作ったのかを説明しましょう。
 それは、私が4年生だったとき、私はたくさんお弁当を残していたので、お母さんが怒ってしまい、「もうお弁当なんて作ってあげないから、自分でつくりなさい!!!!!!」といいました。そのときは、「めんどくさいな〜。本当だったら、お母さんの仕事なのに。」と思っていました。けれども、今になってその「初めて」の思い出になったなんて・・・。つくると決めたときには、はりきって、「おべんとうのおかず200」などの本でおいしいものを選んだりしました。その結果、わたしのおべんとうはこんにゃくとゴマをまぜあわせたもの、ひき肉としらたきを一緒にいためたものとおにぎりをいれました。私が作ったときには、台所はまるで泥棒が入ったかのように汚いところでした。弟たちも、二階で遊んでいてとても静かだったので、「世界にひとつだけの花」という音楽を聞きながら楽しんでやっていました。これから、おにぎりを作るまでのことを話しましょう。おにぎりを作る前の米粒は、まるでひょうのようでした。たくさんの米粒があみの中から流しへと、まるで、雪崩のように流れていきました。
 私がおにぎりを作ったお米について話をしましょう。みなさんは、お米がどのようにできたかをしっていますか?先生から聞いた話ですが、お米をといだとぎ汁で顔を洗うと、肌がきれいになるそうです。そして、お米トリビア・・・。お米はずっとなめていると、あまくなるんだって!?!?問題!!!!
Q. お米はお百姓さんが何回手入れをしたのでしょう。
 1.110回
 2.88回
 3.16回
さてどれだと思いますか?答えは米という文字に隠されています。答えは2番の88回です。なぜなら、米という字の上の部分を逆さまにすると、八になります。下は十という字、その下は八だから。
 「かわいい子には旅をさせ」ということわざがあるように、いつかは覚えることなら、小さいころに身につけて何でもできるようにしたらいいと思います。そして、私がもしもお母さんから怒られたときにお弁当を持っていかなければ、おなかがすいて死んでしまうことはないけれど、何かの病気になってしまうかもしれなかったことから、二つのことを学びました!一つ目は、人間には食べ物が必要であることです。そのような意味を持つことわざは、「腹が減っては戦ができぬ。」二つ目は、何でもできるだけ小さいころに覚えていたほうがいいということです。

   講評   nakahi

 礼菜ちゃん、お弁当を作ったときのことを考えて書いてくれたんだね。そうだよ、何でも世界は「始まり」からなんだよね。「初めて」と「始まり」は漢字は違うので使い方の違いも覚えておいてね。礼菜ちゃんが第一段落目に書いた「きっと、その思い出、世界中に起きたことは、「初めて」という言葉から始まったのでしょう。私のその「初めて」という言葉を料理で使って作ったのは、私のお弁当です。」はとても詩的な美しい文章です。先生はとっても感激しました。ただ、こんなに詩的な始まりを十分に最終段落にいかせなかったのは残念ですね。先生は前が言ったことを覚えているかな?「題名や最初の段落に書いたことを最終段落目でリピートさせると、より説得力のある内容の作文になるということ」
 今回の礼菜ちゃんの作文の場合、「初めて作ったこと」を最終段落目で再度話題にするには、例えば「私にとって初めての料理はとても思い出深い経験でした。「かわいい子には旅をさせろ」ということわざがあるように、いつかは覚えることなら、小さいころに身につけて何でもできるようにしたらいいと思います。」
ね、初めてという内容が強調されたでしょう?
 第二段落目で「まるで〜のよう」という“たとえ”の文章がいくつもありましたが、全部的確で、上手にかかれていましたよ。ひょうとか雪崩とか、礼菜ちゃんはお天気のことに詳しいんだね!
 第三段落目でお米の話に転換させたのも上手でしたよ。先生が電話でお話したことをきちんと覚えておいてくれたね。あ、そうそう、お百姓さんが88回手を入れるというのは、実際の数字ではないのよ。「(88回手を入れるといわれるほど)それだけ、お百姓さんは苦労してお米をつくる」という“たとえ”の話なのね。だから、第三段落目の最後に「私たちはお百姓さんが大事に作ってくださった米に感謝して食べないといけません」などの言葉をつけて欲しかったな。
ことわざもたくさん思いつきましたね。古いことわざには、なるほどと思える教訓がたくさん詰まっているでしょう。たくさん学んで人生を豊かにしていきたいものですね。

それにしても礼菜ちゃんの作った「こんにゃくとゴマをまぜあわせたもの、ひき肉としらたきを一緒にいためたものとおにぎり」入りのお弁当、読んでいるだけでおいしそうなにおいが漂(ただよ)ってくるようです。お弁当を作ったときの達成感なども書いて欲しかったと思います。それにしてもまたもや高得点の作文。礼菜ちゃんがどんどん上手になってくれるのがとても嬉しいです。


[正誤]
これから、おにぎりを作るまでのことを話しましょう。→削除
(段落の中でこういった話題転換を示す内容の文は変!)


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