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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   アメリカにも月はある   うつと

これが日米相互理解の邪魔をしているのではないかと思います。日本語は外国人には絶対話せない、そして外国人が仮に話せてもぜったい読めないと言う迷信です。外国人が理解できるということを否定するような態度は、相互理解の邪魔になると私は思います。アメリカ人は、日本人はみんなアメリカのことを知っているはずだというふうに思っている。悪意がなくても相互理解のためにはよくないと私は思います。

多くの考えを取り入れることは大切だ。人々はそれぞれ違う考えを持ち、その考えにはそれぞれ良いところがある。グループで何かを決めるとき、全員の考えを聞くことは、効率よく物事を決めるだけでなくより良いことを決めることにもつながる。

補習校の国語の授業でのことだ。四つのグループを作り、それぞれ違う大人に職業などについてインタビューし、作文を書くというものだ。私のグループは、誰にするかなかなか決まらなかった。そこで皆で自分の勧める大人の良いところを述べそして、だれがいいかを決めることにした。これによりすぐにインタビューする人が決まった。皆がだした考えにより良い考えをだすことになった。

 自分の考えを持つことも大切だ。自分の考えは、生きていく上で自分を支えるものになる。自分の考えとは、他人の考えに左右されないものではなくてならない。この強い自分の考えを持つことにより、自分のことがわかるようになってくる。
昔話に「桃太郎」というものがある。主人公の桃太郎が自分の考えをしっかりともっていたからこそ彼は鬼を倒すことができたのだ。<<昔話>>
 多くの考えを取り入れることも自分の考えを持つことも大切である。「自分の心のうちに持っていないものは何一つ自分の財産ではない」という名言があるようにどんな考えも自分で本当に理解したものではなくてはならない。

   講評   kira

 守くん、こんにちは。本当にこの題名にしてくれたんだね。笑い話を笑い返したような、おもしろい題名だよね。アメリカ発の文化交流論ですね。
 要約のほうが、文体も内容も長文に準拠しすぎたね。文体は常体に、「これ」といった指示語は内容を明確にしていくといいね。いっそ自分の文体で書いてくれていいのです。
 皆の考えを合理的に取り入れる練習が、グループ学習なんだね。学校ではさかんに行われているようですが、私の知ってる限りでは、グループ内の熱心な者が着々と事を進めてその他メンバーはさぼっているということが多いようです。そっちの意味で合理的なようなんです。困ったことに・・・。本来は自分とちがった価値観を取り入れる大きなチャンスなのに、もったいないことです。
 自分の考えを失わないこと、自分らしさを守ることも大切だね。国際化が進んでどちらかというと、世界中どこへ行っても資本主義、民主主義の国になろうとしています。大きな資本が入ってきたときに、少数民族がその文化や言語まで失うことのないように配慮されなければなりませんね。そういえば桃太郎が鬼が島の文化に吸収されたような実話がありましたっけ。源平合戦のころに瀬戸内であばれていた海賊を退治にいった朝廷軍の棟梁は、そののち海賊軍団の頭になって京を目指して攻め入ったのです。(藤原純友の乱)
 「自分の財産」を増やすような勉強が、この作文の勉強ですね。自分で考えたことが本物の力として蓄積していきます。書くことで本当に考えたことになるんだね。
  

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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