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　　　見事な運動能力なイエバエ　　　つきのわぐま

寿命はヒトを、平均六十五年とすればイエバエはわずか二週間です。しかも一生が短いから、この間に抵抗性のないものが死に絶え、抵抗性のあるものが生きのこり、ハエの群がすべて、抵抗性のある個体に入れかわる結果になります。ハエは、助走も加速もせず、ある場所に自由にとまり、自由に飛び出すことができます。三文ぬきがき）ぼくがこの話を読んで一番おどろいたのは、ヒトが考えだしたどんな飛行機でも、ヘリコプターでもやることができないような動きがあんな小さなハエにできるということです。
ぼくにも似たような話があります。それは体育の時間でぼくは、助走なしで走り幅跳びでジャンプをしたけれども１メートルくらいしか飛べませんでした。でもハエは、助走などなにもしなくても簡単に飛べてしまいます。そういう面ではぼくは、イエバエになってみたい気もします。しかしハエは、すぐにぼくたち人間に殺されてしまいます。ですからハエは、人間と同じぐらいの大きさになれば殺されてしまう心配はありません。でも、もし人間と同じ大きさになったらぼくはとってもきもち悪いと思います。それから、たぶんハエも人間のように六十五年間も生きることができれば、いいなと思っているかもしれません。
もしも人間が、イエバエだったら助走や加速など、しなくてよいのだから無駄なエネルギーを省けると思います。
ぼくは、この話を読んであんなに小さいイエバエなのに、とてもすごい運動能力を持っているだな〜と思いました。

　　　講評　　　jun